自分が今どこにいるのか
トータル勉強時間1000時間を確保しよう
電験三種の勉強は、電気に関して分かっている電気工学科の人でも、最低は2年ほどかかるという話です。1年で一発合格というのは、正直現実的ではないでしょうね。
電気工学科の学生でもそうなので、私たち電気の初心者は、普通に勉強をしても3年以上はかかるでしょう。正攻法で勉強しても短期間での合格は現実的ではないというのが実情なのですね。
ですが、語呂合わせや各種の裏技、そして毎日3時間以上の地道な努力を続ければ、1年で合格することも可能だと私は思います。最低でも数科目合格、というのはあり得ると思います。
3*365=1000~1500時間くらいでしょうか。毎日3時間もの勉強を継続して続けるというのはかなり大変、特に社会人として生活されているような人ならば、3時間もの時間を捻出するのは中々苦しいところでしょう。
ですが、短期間で合格するならば、それ相応の対価は必要。ここではその対価は時間というわけですね。
どちらにしても合格には最短でも1年程の時間が必要となる、と覚悟して下さい。
勉強時間の記録
さて、私はここで「勉強時間を記録する」事をお勧めします。やはり数年間という長期間に渡り勉強を続けなければ電験には合格できないというのが現実な以上、自分が一体どの程度勉強をし続けてきたのかを管理するための記録表を毎日つけるというのが重要となるのです。
アイキャッチの画像が私が電験他各種資格を勉強してきた勉強時間を管理するために作成した「勉強時間表」です。
この表を見ると、2009年3月から9月の6ヶ月間、理論・電力・機械を合計1000時間ほど勉強しているのが分かると思います。
(法規は2年前、2ヶ月ほど勉強して合格済み)
使い古したものですが、必要な方はこちらからダウンロードして下さい。
この表は、今まで勉強してきた時間を詳細に記述してあります。
このようにして、毎日勉強してきた時間を記述することで、合格ラインに至るまでどれほどの時間がかかるのか、また、自分がどの程度の点を狙えるか、ということを大体把握することができます。
また、自分が勉強してきたことの証明にもなるのです。
「あぁ、自分はもう2000時間も勉強しているのだから、そろそろ電験三種に合格できても良い頃だなぁ」なんてのが、トータルの勉強時間を見ればおおよそわかってくるんですね。
もともとは手書きの勉強時間管理表を作り、色鉛筆で「理論は赤色、電力は緑色~」といった感じで色塗りしていましたが、パソコンの時代ですのでパソコンでいいと思います。
是非是非、勉強時間を記録する癖を付けて下さい。
電験二種合格までかかった時間
さてさて、私は第二種電気主任技術者・エネルギー管理士(電気)の資格に試験合格しましたが、正直ここまで至るまでに想像を絶する勉強時間を費やしています。なんと5000時間!この5000時間には電験三種の勉強時間も含まれていますので、電験2種・エネルギー管理士(電気)の合格に至るまでに費やした時間というのはおよそ3000時間ということになります。
大雑把ですが、電験三種1500~2000時間、エネルギー管理士1000時間、電験二種2000時間のトータル5000時間という感じでしょうか。
とにかく「継続は力なり」を思い知りましたね。途中、エネルギー管理士の科目合格がリセットして消えるなど、かなーりつらい思いも経験していますが、リセット後1年で合格しているので、積み上げてきた勉強は無駄ではありませんね。
電験二種に関しては二次試験の2年目で合格しています。とにかく計算問題をひたすら解いていましたね。微分積分の理解がとにかく大変で、会社の先輩に聞きまくっていた覚えがあります。
結論:努力はあなたを裏切らない
これほどの努力を続け、やっと手にした電験二種の資格。世間では非常に希少価値の高い資格として待遇・給料面でも優遇されています。電験二種を持っていれば70歳くらいまでは全然働けますし、転職もできるので、本当におすすめです。
電験三種合格時にも当時30歳前後だった私に対しては転職エージェントから転職先を何件か紹介して頂いていました。それだけ電験の需要は高いということになりますね。
私のように底辺学歴で卒業したような高卒の方で、手取り12万でブラック企業で働いていたような境遇の人ならば、電験三種を取得して電気主任としての道を歩むことをおすすめしますよ。
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