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学校を卒業してからしばらく勉強なんてしてないよ~
勉強法を忘れちゃったのか?
第三種電気主任技術者試験へ挑む者たちへ!
ここでは、電気の素人が「第三種電気主任技術者」の試験に合格するにはどのようにすればよいのかについて解説していきます。
電験三種は「第三種電気主任技術者」の資格試験をいいます。世間では「電験三種」「電検」などと呼ばれている資格です。
詳しくはよく覚えてない(オイ)ですが、高圧受電している工場やビル・病院などに、この資格を所有した人を一人置く事、と法律で決められています。詳しくは法令の勉強をば!!!
その需要は多く、世間の高圧受電をしている施設の実に97%程は電験三種の資格でまかなえるという話です。
実際、一流企業で電気主任技術者を募集しているケースは多くあり、この資格とある程度の経験があれば、一生食っていくことには事欠かない資格です。
ゆえにその難易度はかなり高く、工業高校電気科を「優秀な」成績で卒業した人レベルとされています。
筆者ってどんなヤツなの?
筆者は現在「第二種電気主任技術者(試験合格)」及び「エネルギー管理士 電気(試験合格)」の資格を保有しています。その他電気関連では第一種電気工事士の免状も保有しています。
もともと、私は偏差値40程の工業高校・機械科卒でして、機械の知識はある程度ありましたが、電気の知識はあまりない状態でした。
特に頭がかな~り悪かった私は、最初勉強を始めた頃は分数の掛け算・割り算すら間違えるような悲惨な状態でした^w^;
けれどもここに掲載している記事の内容のように、毎日必死に勉強を積み重ねることで、少しずつ問題が解けるようになってきました。
どうやって電験の資格を取得したの?
ざっくり書きますと電験は内容が幅広い資格ですから、他の資格とラップする部分がでてきます。例えば電気工事士の勉強は直接電験に関係しますし、冷凍機やボイラーといった他の工業系資格の内容も、電験と深く関わってきます。
なので、私は電験の勉強をしつつ、他の資格を取得するという方法をとったんですね。
あとは地道な勉強です。参考書や過去問を毎日地道に勉強しました。本当に地道に・・・。
電験三種に受かるためのおすすめ書籍
兎にも角にも、勉強には参考書がなきゃ始まりません。ここでは筆者が使用した参考書を掲載します。
参考書
参考書は「これだけ」シリーズでいきましょう。これだけシリーズを完全にマスターすれば合格は見えてきます。これだけシリーズは初心者にもわかりやすい内容で、少しずつ理解していけばいずれは合格へとたどり着けるように出来ています。
筆者の場合、電験三種・電験二種とも「これだけ」シリーズを淡々と理解していくことで合格を勝ち取っています。
過去問
電験三種を勉強する上で欠かせないのが「過去問」ですね。過去問は直近5年のものを購入するのも良いですが、電験の理論系の問題は明治の時代からあまり変わっていない(と思うw)ようなので、直近20年くらい分まで揃えてもよいと思います。筆者の場合、15年ほどさかのぼって過去問を解きまくりました。
その他
法令の勉強をするならば電気設備技術基準は一冊ほしいところです。
電験三種合格への最短の道
さて、「オームの法則って何?」というような、私たち電気のド素人が普通に勉強して、この資格を合格することができるでしょうか?
否、合格は極めて難しいと言わざるを得ません
では何故、電気のド素人であった管理人が合格を勝ち取ることができたのか。
それも、合格率が10%を切る、2009年9月の超難関年に合格したのです。
合格に至るまでに行った、約9ヶ月間の努力の方法をこのサイトに書き記していきます。
まず、兎にも角にも、電験三種に合格するためには「反復練習」です。簡単には合格できませんが、地道に勉強を続ければ素人でも合格できます。
ただ、そこに至るまでに私はかなり段階を踏んでいることも確かです。上で書いているように、電験三種の試験に挑む前に、関連しそうな資格をいくつか取得しています。
勉強法については「やる気・モチベーションの維持」を参照していただければ、私が実際どのようにモチベーションを維持しながら勉強していったかがわかると思います。
このページはおよそ25000文字を超えるテキストになっています。筆者が行ってきた全てのノウハウを、これから電気の技術者を目指す方々の為に全て書き残していくつもりです。
電験勉強のこころがけ
勉強計画
電験取得には多大な時間がかかる
電験三種という難易度の高い資格を得るには、それ相応の対価を払う必要があります。
私の場合、毎日3時間・トータル1000時間という大きな時間を対価として払いました。
3時間という時間を社会人が確保するには、プライベートの趣味の時間を削らざるを得なかったのですが、私の場合ゲームを完全にやめ、インターネットの時間を削減して3時間以上の時間を確保しました。
また、交友にかける時間も削減せざるを得なかったのも事実です。
どこかの教授の話ですが、
「人生とは大きな器である。初めのうちにしか大きな石(進学・就職)は入らない。細かい石(趣味やどうでも良いこと)が沢山入った後には、大きな石は入れられない。だから君たちは今頑張る必要があるのだ」
という話を聞き、「なるほどなぁ」と感心したものです。
私の場合、この話から「電験三種」という結構大きな石を入れるために、細かい石を沢山取り除きました。
ここでいう細かい石とは、「趣味にかける時間」であった訳です。
あなたも、電験三種を取得するためには何かを取り除く必要があるのではないでしょうか?
なにを対価にして、あなたは電験三種を得るかを考えてみて下さい。
中長期計画を練ろう
とにかく電験の勉強は長丁場になります。筆者の場合は電験二種合格まで5年の歳月を捧げています。これだけ長い期間の勉強となると、きちんと計画をねって行わないと、合格までの道のりで自分がどの位置にいるかがつかめなくなり、スランプに陥ります。
電験三種でいうと、私は一年目に法規を2ヶ月ほど勉強し合格。
翌年に理論・機械・電力を半年ちょっと勉強して合格しました。
要するに8~9ヶ月の勉強で合格した訳です。
具体的にどういったスケジュールで勉強したかを書いていきます。
3月~4月半ば:機械 文章問題暗記・理論
4月半ば~6月:電力 文章問題暗記・理論
6月~8月半ば:機械・電力 計算問題・理論
8月~9月:総まとめ
といったスケジュールです。
前半は電気の初心者でも点数を稼げる機械・電力の文章問題の暗記を主に。
理論は随時勉強し実力を上げ、後半に機械と電力の難し~い計算問題に着手。
最後に、総まとめ(過去問や参考書の問題を繰り返し解く)を行いました。
3,4ヶ月前に勉強したことなど、あっさり忘れてしまっているなんてことはよくある話し。
試験中に「あれ?これ半年くらい前にやったはずだけど・・・思い出せない」なんて事になったら、目も当てられないですからね。
スケジュールは人それぞれ勝手に決めて良いですが、かならず最後の一ヶ月は「総まとめ」の時間を取りましょう。勉強してきた参考書の問題をはじめから通しで解き、並行して今まで勉強してきた過去問を解くのです。この最後のツメの1ヶ月は新しい問題に手を出してはいけません。短期間で合格したいならばそんな余裕はないはずです。
どの科目から勉強するか
電験三種は理論・電力・法規・機械の4科目があります。
勉強を始める上でまず初めに悩むのが、「どの科目から勉強を始めればいいか」です。
これは諸説ありますが、一般的に
理論→法規→電力→機械
が普通だと言われています。
ただ私はコレに少し付け加えたい。
理論と法規は同時勉強。
理論は計算問題主体だし、法規は暗記主体の為。
電力と機械も同時勉強。
どちらも難易度は高く、内容がかぶる点があるため。
ただ、私は実際の所、機械から勉強を始めるという荒技を行いました(笑)
実を言うと、短期間で合格に至ったのはこの方法があったからなのではないか、と思っています。
というのも、機械は全科目の中で最も難易度が高いのですが、計算問題の解き方はある種の法則性があるため、その法則さえ分かってしまえば、電気を知らない人でも解ける事があるという事です。公式さえ丸暗記してしまえば、あとは問題の中の数字を当てはめるだけで解けるというたぐいの問題が、他の科目より多いんです。
それに、機械や電力は半分ほどが文章問題の為、電気を全く知らない人でも点数を稼げる可能\性が高かったからです。
理論は実のところ、一番最後に勉強しました。
要するに、
法規(一昨年合格済み)→機械→電力→理論
という順番だったのです。
なのでお勧めするのは、
法規→機械と電力の文章問題暗記→理論→機械と電力の計算問題
という順番です。
これが最も点数を稼ぎやすい順番だと思います。
合格ラインを知る
電験三種の勉強をする上で、過去問を解く事が重要なのは誰しもが認めるところでしょう。
では過去問は、具体的に何割取れれば合格ラインなのでしょうか。
電験三種は基本的に60点を合格ラインとしていますが、機械はほとんどの場合、合格基準55点前後に調整されます。
理論や電力も調整されることはありますが、法規はほぼ調整無しと考えて良いでしょう。
私の経験から言うと、
過去問の点数-20点=テストで取れる点
と考えて良いでしょう。
すなわち、過去問の8割が解けるようになれば合格が見えると言うことです。
ただし気を付けなければならないのが、「過去問を短い期間に繰り返し解いた際の点数ではない」という点。
答えをなんとなく覚えていて「あーたぶんこの答えだろうなー・・・おお合っていた!やったね」じゃ駄目です。
ちゃんと自分で問題を解いて、導き出した答えをカウントするのです。
文章問題なら、最低1週間は開けた後のものをカウントしないと意味がありません。
捨てる問題を選ぶ
電験三種を1000時間勉強してもやはり苦手分野はあるものです。
私の場合、自動制御とパワーエレクトロニクスが苦手分野で、困っていました。
ただ、電験三種の場合、これらの問題が分からなくてもなんとかなりました。
運もありますが、たまたま苦手分野の出題が少なかった事も幸いしました。
電験三種は出題範囲が非常に広く、全ての分野を理解するのには相当の時間を要するでしょう。
正直、どれほど勉強しても完全には理解できないのではないか・・・と思えるほどです。
なので、必然的に捨てる分野を自分の心の中に作らなくてはならない。
私の場合、理解までに時間がかかりそうだった自動制御、及び過去問であまり出題されていないパワーエレクトロニクス及び、出題数の少ない照明関連に関して、少しかじった程度にすることに決めました。
とりあえず電験三種は60点取れれば合格なので、過去に出題数の多い分野の問題を集中的に勉強した方が、効率的に点数を取得できるだろうと踏んだのです。
機械ならば直流機や変圧器計算、文章問題の暗記
電力なら文章問題の暗記主体
等々。
結果的にこの山があたり、筆者は合格しています。ただまぁ~電験二種やエネルギー管理の資格の勉強まで続けるならば、このあたりは理解しなきゃ詰むんですがね(笑
過去問の傾向をじっくり観察し、なにが一番出題されているか、どういった分野が点数が取れそうかといった事を理解し、捨てるべき分野を決めましょう。
勉強サイクルの計画
筆者が実際におこなっていた勉強のサイクルを例に記しておきます。
日曜日の朝。
4時。起床。起きて録音データを30分ほど布団の中で聴き、おもむろに起きあがって机につく。 そして過去問を開き、難しいB問題に挑む。
寝起きから2時間は、一日の中でも最も頭の働くとき。
6時。 頭が疲れてきたけれど、まだまだいける。 勉強を簡単な文章問題を解くのに移す。
7時。 さすがに頭が疲れてきたな。 けれど、文章問題を解いた部分を黒マジックで塗りつぶすくらいの事はできる。 まとめノートも作れるぞ。 キュッキュッ
気がつけば8時。 起きてから4時間が立った。 水もちょくちょく飲んでたし、喉が潤って声が出るようになってきたな。 過去問の不要点を黒塗りしたから、分からない点だけ残ってる。 まとめノートの未録音データのストックも貯まってきたし、録音データを作ろう。
1回目。 8時~8時30分。 30分読んだ。 結構しんどいな・・・でもあと30分くらいはいけるんじゃないか?
8時30分~9時。 喉が枯れてきた。 さすがに疲れてきたし、お腹もすいてきた。 なにせ、朝4時から9時までの5時間、水しか口にしてないもんな。
・・・・
これが、私の「休日勉強スタイルfor朝版」です。
朝9時の時点で、既に5時間の勉強時間を確保しています。
文章を読んでもらうと分かると思うんですが、「辛いけどあと少し頑張ってみるか」という語句があるのが分かると思います。
これが勉強時間を長くするコツです。
「あと少しならやってみるか」 「筆記に疲れたけど録音ならできるかも・・・」
といった、「あとちょっとだけやってみよう」という思考回路こそが、勉強時間を伸ばす原動力になります。
「俺は机について勉強をし始めると続くんだけど、机につくまでがなぁ」 という経験、皆さんはあるんじゃないでしょうか。 私もそうなのですが、勉強は始めるまでが一番辛い。 なので、勉強を始めたら限界まで勉強から離れない方が良い訳です。
もしも、「ちょっと疲れたから少し休んで・・・」という思考回路になると、もうそこで一端勉強から離れてしまう訳で、長い勉強時間を確保するのは困難となる。
私の場合、食事中も録音データを流し、参考書を開きながら食事をします。
こうすることで、「勉強から離れている時間」を強制的に無くし、一日10時間以上の勉強時間を確保する事に成功しました。
とにかく勉強時間を長くするコツは、勉強に対しての意識を常に絶やさぬ事です。
開始時間はメモを取る癖を
あなたは勉強を始める際、まず初めになにをしますか?
机の前に座り、すぐに勉強に入りますか?
私の場合、なにより先に勉強開始時間をメモります。
このように、現在の時刻を付箋紙に書き、目の前にあるPCモニターに張り付けておくのです。
電験三種は自分がどの程度勉強したかについて細かく記録しておくのがいい、と前の記事で書きました。 初めに時間をメモることで、自分の勉強時間を把握しようという方法です。タイマーを使うのも良いでしょう。
この勉強時間の視覚化が、数年に渡る電験勉強のモチベーション維持に繋がります。
「俺はこれだけ勉強したんだ」というのがすぐわかるのがいいんです。千時間も勉強すれば、必ず合格は見えてきます。
勉強法
勉強法の勉強が第一番に必要
私は電験三種を本格的に勉強する前に、「いかにして勉強するか」に関して色々と調べて回りました。
ようするに「勉強の仕方を勉強した」訳です。
私は学生時代に勉強が嫌で嫌で勉学をサボり、プラモデルとプログラムばっかり作っていました。
電験三種を合格するには、電気科系の工業高校卒業レベルが必要だといわれています。
ただ、ここで勘違いして欲しくないのは、あくまで「電気科系の工業高校を優秀な成績で卒業した 」 レベルが必要だということです。
勉学をさぼってきた私にとっては、電験三種という資格はあまりにも大きな敵でした。
ならば、奴(電験三種)を倒す為にはどうすれば良いのか。
色々と考え、至った結論。
「勉強の仕方をまず勉強する必要があるのだ!」と気づいたのです。
私は電験三種の勉強を始める前に、ブックオフに行き「社会人の為の勉強方法」をうたい文句にしているような本を読みあさりました。
細かい時間の使い方、歳を取ってからの勉強方法は学生時代とは違うのだということ、東大生の勉強の仕方を真似る・・・・。
色々と有意義な内容の数々に、私は一種の感動を覚えていました。
成功者の使った勉強法について勉強しよう
筆者のように社会に出てから暫くして資格の重要さに気づき、働きながら勉強をする・・・という人は多いハズ。というかこのサイトを見ている人の殆どはそうかもしれませんね。
学生時代に勉強をしていた人ならともかく、筆者のように学生時代も遊んでばっかりだった人間にとって、電験の勉強は「勉強法を調べる」ところから始めなければなりませんでした。
とにかく インターネットで調べたり、 amazonで勉強方法の本をたくさん購入ましたね。特に東大生の勉強方法関連の書籍は、たくさん買って読みました。
なんでもそうですが、我流でやろうと思ってはいけません。必ず成功者の行った手法を真似することが合格への近道なんです。勉強でいえば勉強のスペシャリストである東大合格者の手法を真似すべきですし、電験で言えば筆者のように電験二種まで筆記合格している人の勉強法を真似するのが近道なんですね。
電験は長期記憶が重要
人間の記憶には二種類有ります。
「長期記憶」と「短期記憶」です。
特に重要なのが「長期記憶」で、一度覚えた内容をいかに忘れずに止めておくかについて、頭を悩ませることになるでしょう。
長期記憶を行うために必要なのは、
・繰り返す事
・語呂合わせ
・歌として覚える
・覚えたい内容を好きになる
といった所です。
人間の記憶は定期的に思い出さないとあっさり消えてしまうものだという事は、誰にでも経験はあると思います。 なので、何度も繰り返し行うことで、その記憶を忘れにくくするのです。
次に語呂合わせや歌ですが、これは絶対忘れません。
以前の記事でも書きましたが、あなたは学生時代の校歌を思い出せませんか?
リズム感のあるCMの内容を覚えていませんか?
歌やリズム感にのった内容は忘れようと思っても忘れられないものです。
これは、右脳の働きに関係があるのでしょう。
「楽しい事はずっと覚えている」ということです
プッと吹き出すような語呂合わせを思いついた時のあの感動。
なんともへんてこな歌を作って録音した時のあの妙な感じ。
どれもこれも楽しみながらやっていた事ですが、それは自分の為になりましたし、結果としてずっと忘れずに残っています。
次に「短期記憶」について。
短期記憶は主として
・手に覚えさせた内容
・難しい計算問題
に対応します。
手で覚えさせた内容とは、計算問題を繰り返し解いたり、簡単な公式を随時使っていた時などです。
それこそ、1週間もすれば「あれ?どうやって使ってたっけ?どうやって解いてたっけ?」と忘れてしまうような記憶です。
こんななんとも頼りない記憶ですが、これもようは使いよう。
「試験前の1ヶ月は総まとめにあてろ」
と前の記事に書きましたが、これは短期記憶が必要な難しい計算問題などに慣れる為です。
全てを長期記憶にするのはかなり難しいですから、長期記憶と短期記憶をうまく使い分けて下さい。
分からない問題はスルーしよう
電験三種の問題を解いていると、「これはどうしても分からない」という問題が出てくることがあります。
そしてその問題に対して悩みに悩み、気が付けば2時間3時間なんてこともざらにあるものです。
ここでは「難しい問題はスルーする」事をお勧めします。
電験三種の出題範囲は非常に広く、難しい問題につまずいて止まっているととても時間が足りません。
なので、分からない問題はとりあえず置いておき、分かる問題から先に解いていくことです。
暗記で対策できる文章問題・公式をまず暗記する事。
それで分からないならば他の問題を解いていく。
次第に自身の能力が上がり、難しい問題も分かるようになってくる、という訳です。
何事も基礎が出来ていないと、応用を要する問題は解けませんからね。
一度解いた問題は印を付ける
電験三種を合格する為には避けて通れない「過去問」。
過去問にも出版社各種ありますが、私は完全解答をお勧めします。
ただ、過去問を解く際もルールがあります。 過去問をただダラダラと解いていく。 これはNG!
一度解いたら、必ず「印」を付けていきましょう。 私が行っているマーキングの例を記します。
過去問の問題の横に正の文字を書いていくのです。
黒は不正解。まるでさっぱり分からない。
緑は不正解だけど、一応式は立てれたし分かったような分からないような。惜しい感じ。
青は正解だけど、まだ不安が残る。
赤は正解。これが3度続いたら、もうその問題は理解したとし、正の文字を赤丸で囲って終了。
といったルールでやっていました。
後で紹介します4色ボールペン+シャープペンシルが役立つという訳ですね。
こうやって問題を解いたときの傾向を把握することで、自分がどういった問題に弱いのかがすぐ分かるようになります。
まとめノート
さて、いままでの記事を読んでくれた方の中には「まとめノートってなに?」と言われる方もおられると思います。
まとめノートとは、参考書や過去問で分からない点をまとめたノートの事です。
サイズは何でもよいのですが、私の場合はルーズリーフA4に手書きで書いたです。
↑これがまとめノートの一例です。
語呂合わせを利用しているのが分かると思います
まとめノートの利点は複数あります。
・分からない点を書く事で記憶できる
・コピーを作り消し込みを行うことで、既に理解している内容を再び読む事がない
・どこにでも持ち運べる
というメリットです。
まとめノートを作る際に、絶対守らなくてはならないことが一つあります。
それは、「勉強を始めてすぐに作らない事」です。
これをやってしまうと、参考書や過去問を全てノートに書き写すという最も効率の悪い勉強を行うことになる為です。あくまである程度理解し始めた段階でやるべき。
私のお薦めは、
(1)参考書や過去問を録音し、随時聴く(一日30分程度、食事中や通勤中で良い)
(2)2週間ほど聴いたら、分かった内容と分からない内容がはっきりするので、分からない点のみをまとめノートに記載し、理解した・記憶した内容を随時黒マジックで消していく(消込み)。
(3)記載した内容がある程度(ルーズリーフA4両面の用紙5枚以上)たまってきたら、その内容を録音し再び聴く
の繰り返しを行うことです。
これを毎日少しづつ続けることで、参考書の1冊2冊は頭の中に入ります。
まとめノートは手書きで作ったほうがよい
私は電験三種に挑む前に、甲種危険物の勉強をしていた時期があります。
この頃から勉強の方法に悩み、どうすれば効率的な勉強ができるかを考え始めた時期です。
当時は参考書を最初っから書き写そうとし挫折。
パソコンを使って書き写ししようとして挫折。
と挫折の繰り返しでした。
この資料を見て下さい。
甲種危険物は1類から6類までの全ての薬品の特性を頭の中にたたき込む必要があります。
そのため、私は参考書に載っている薬品の全てを調べ上げ、パソコンの表としてまとめました。
それはそれは苦労しました・・・・。
ですが、果たしてこれは苦労に見合った成果があげられたのか。
そう問われると、私は正直疑問と思わざるをえませんでした。
まず初めに、表は覚えにくい。
経験から言うと、表に書かれた内容ほど覚えにくいものはない。
それに、パソコンで記述するのは楽ですが、記憶に残らないんです。
逆に、手書きで書いたまとめノートを作ると覚えやすいと気づいたのは、その頃からでした。
私は何故、手書きで書いたまとめノートが覚えやすいのか色々と考えたのですが、どうやらこれは右脳の働きに原因があるようです。
左脳は一時的な記憶、すなわち短期記憶を司る。
右脳は長期的な記憶、すなわち長期記憶を司る。
難しい資格の勉強の場合、一度覚えたら忘れないようにする必要がある。
一度覚えたら忘れないようにするには、右脳による記憶を行う必要がある。
右脳は音楽や絵などを司る脳。
パソコンの文字は、どれも似たり寄ったりで特徴がない、あくまで「文字」である。
手書きはどんなけ上手く書いても同じ字は一つもなく、文字間もバラバラで整頓されていない。
ぱっと見た感じで「絵」のようにも見える。
見て下さいこの汚い文字(笑)
ですが、特徴的なので覚えやすい。
「絵」は右脳を働かせるので、長期的に記憶できる。といった流れであることが分かってきました。
また、「手で書く」という作業はかなり大変で、A4用紙一枚を埋めようと思うとかなり手首を痛めながら書く必要があります。
パソコンの場合だと、参考書をダラダラを書き写していてもそれほど手は疲れないので、印象に残りづらい。
手書きで書くと言うことは非常に疲れることなので、なんとか参考書の内容を短く書こうと努力をするのも、脳の活性化に良いのでしょう。
語呂合わせを使おう
語呂合わせってバカらしくって、でもなぜか覚えちゃう不思議な魅力があります。なんで筆者は語呂合わせをとにかく駆使したものです。語呂合わせを作っているうちに、いつのまにか内容を覚えちゃって・・・という感じで、いつの間にか電験二種も取れていました(笑
語呂合わせを作る際には注意すべきことがあります。
それは、
・全体が物語のようになるように語呂合わせする
・タイトルを語呂合わせの中に入れる
の2点です。
例えばベルヌーイの定理
Hなニュース トップは2時6時
H+ ν2 + p/ 2g ρg
これは、「ベルヌーイの定理」というタイトルが入っていないので、悪い例ですね。
ですが物語としてはアリだと思いますので、覚えやすいと思います。
初め聴いたときは「はぁ?なんじゃこりゃ」と言われると思います。
これが、「他人が作った語呂合わせの不快感」です。
これは誰にでも起こるものですが、そこは我慢して「Hなニュース、トップは2時と6時なんだな」と思いこんで録音しましょう。
そして、その録音データを昼夜聴くのです。
全く知らない歌でも繰り返し聞いていると自然に歌えるようになりますよね。
アレと同じ原理です。
次に、タイトルが組み込まれた良い例。
誘導起電力の公式ですね。
公式の語呂合わせを作る際に重要なのが、「パソコンで1行で記述出来る計算式の書き方で語呂合わせする」という事です。
即ち、
「E=pzΦN/60a」であって
「E=60a分のpzΦN」ではない点に注意してください。
この大原則を破ると、後々「どっちが分母だったっけ?どっちが分子だったっけ?」と悩むことになります。
さて、ここでの語呂合わせは、
誘導起電力 E = p z Φ N / 60 a
勇 気 いい プリーズ ワイン は ロット ええ
といった感じで、「誘導起電力」というタイトルと、「E=pzΦN/60a」という計算式が入り、かつ語呂合わせも比較的物語りっぽい。
この3つをクリアーする語呂合わせが、最高の語呂合わせです。
こういった語呂合わせを作れるよう、工夫していってみてください。
語呂合わせ2
語呂合わせというと、世間では「えぇ~そんなことやってんの?」と言われるケースがあるようです。
物事を理解して覚える習慣のついている方にとっては、「邪道だ」と言われるのも納得できます。
ですが、電気の経験があまりない人間にとって、電験三種の内容を「理解しながら覚える」のは極めて困難だと言わざるを得ません。
特に、数々の公式を暗記しなくてはならない電験三種にとって、それを理解しながら覚えることは苦行以外のなにものでもないでしょう。
私は、このサイトでは語呂合わせをオススメしています。
特に電気の経験のない人は、語呂合わせを積極的に利用して下さい。
語呂合わせのメリットは
・困難な公式や内容を簡単に覚えることができる
・一度覚えたら忘れなくなる
の2点です。
逆にデメリットは、
・語呂合わせを作るのに時間がかかる
・他人が作った語呂合わせは覚えにくい
という点があります。
語呂合わせは音楽に合わせて覚える
私は照明系の問題が非常に苦手で、どうやっても覚えられませんでした。
公式単体の語呂合わせも上手くいかず、手で覚えようと思ってもなかなか覚わらず非常に苦労していました。
どうすればいいのか・・・ずっと悩んだ結果、とりあえず照明で使う基本公式を洗い出し、表にまとめてみることにしました。
私はこれをみて、「I=SFやE=F/Aなどを単体で覚えるより、いっそこの表全部をまとめて覚えてしまう方がよいのでは」と思ったのです。
よい覚え方はないか・・・
そうだ!縦や横を組み合わせて覚えてみよう。
FIELM ω光速lm(フイルムおめーがこする面)
光度cd照度lx(コード噛んでら 背負えルックス)
輝度cd/m2(輝きドカンとマークII)
光速発散度lx/m2(光速ハッスルマークII)
立体角sr(立体カステラ)
光量lms(氷ラーメンズ)
なんとなく語呂がいいですよね。
次に公式ですが、
光速lm F=ωI (こする面 whoはおめーが愛)
光度cd I=SF (コード噛んでら 愛はSF)
照度 E=F/A(背負えるワープはええ)
輝度 L=I/S(輝きドールはアイリス)
光速発散度 M=Lπ(光速発し回るパイ)
立体角 ω=s/r^2(立体カステラ オメーがシュワルツ)
といった記事を、「Get along together/山根康広」の歌に無理矢理乗せて歌いました!(笑)
これを繰り返し聞くんです。
なんの罰ゲームかと思いましたが、実際コレで完璧に覚えました。
上に書いてある表は、約1分で書くことができます。
私が音楽で覚えようと思ったきっかけは、「幼少の頃歌った校歌等は20年たった今でも歌える」
すなわち、「音楽は長期記憶なのだ」と気づいたからです。
それに、リズム感のある語呂合わせを作った場合、その語呂合わせは決して忘れることはできません。
「忘れようと思っても忘れられない」のです!
あなたもこんなリズム感のある歌のような語呂合わせを作り覚えてみて下さい。
消し勉をしよう
さてさて、まとめノートを黒塗りしながら消していくという事について解説してきましたが、もう一つ、この「消していく」という方法で良い(?)方法があります。
それは、「参考書を黒塗りしていく」という方法です!
その為には参考書をブックスキャナーでパソコンに取り込む必要があるので結構大変ですが。筆者は参考書を裁断してscansnapで取り込みましたが、当然参考書はバラバラ。それが嫌ならスマホで写真撮るしかないかな。
この作業によるメリットは、
・パソコンで再印刷することで、ポケットサイズの参考書が作れる
・印刷した参考書を自由に黒塗り・切り取り・張り付けできる
・自分が理解した部分が消えていくので理解していない部分が明確になる
もちろん、参考書をバラすため売れなくなる、手間がかかる等のデメリットもあります。
その点を十分承知の上で、トライしてください。
ポケットサイズの参考書の効果は どこでも自由に参考書を持ち歩くことが出来るという強いメリットがあるわけです。
そして、データは手元にあるので、自由に黒塗りが出来る点も強い!
筆者はスマホサイズの参考書を自作し、休憩時間にポケットからサッと小型参考書を取り出し、理解した部分を消す!休憩時間が終わったらすぐに胸ポケットへ、なんて事をしていました。
10分程度のホットタイム・休憩時間にミニ参考書に目を通すわけです。時間が限られているため、通常の何倍も集中できますよ。
録音データ
さて、私は今までの記事で頻繁に「録音データが重要」と記述してきました。
録音データとはすなわち、参考書や過去問・まとめノートを録音したものです。
画像は電験二種のものですが、他にボイラーや危険物などでも、この録音データ作戦を実行してきました。
電験の勉強はとにかく鉛筆でノートにバリバリ計算式や文字を書きまくります。しかし当然手首は疲れますし、筆者も何度も腱鞘炎になりました。そう、こういう勉強法はどうしても手首に負担がかかるんですね。
なので参考書や電気設備技術基準をスマホの録音機能など使って録音し、その録音データを通勤中の車の中やお風呂の中で聞き続けました。
こうすることで初めは点であった電気用語などが頭に入ってきて、いつの間にか理解できているという状態になっていきましたよ。
読み方がわからない単語を適当に読んだりして、後できいて「カーッ(///▽///)」っとなったりしましたが(笑)
そういう経験をしたモノは絶対忘れません。
録音データの作り方のコツ
さて、録音データの重要性について散々耳が痛くなるほど述べてきました。
ここでは、録音データの作り方、特に文章問題の5択に関して記述していきます。
問:発光現象に関する記述で、正しいのはどれか
×(1)タングステン電球は~
×(2)ルミネセンスとは~
×(3)低圧ナトリウムランプは~
×(4)可視光線にくらべ~
○(5)蛍光ランプでは
という問題があったとします。
正解は、○のついている(5)です。
この場合の読み上げ方法としては、
「発光現象に関する記述で合っているものは、蛍光ランプは~・・・・蛍光ランプは~・・・」
と読み上げます。
「蛍光ランプは~・・・」の部分は2回読み上げる事。
この「2回読み上げる」というのは録音データを作るときは重要な作業。
というのも、普段ぼーっと録音データを聴いている際、「あ!今聴いたところ俺分かってないわ!」と録音データを聴いている最中に気づくことがあります。
そんな際、二回同じ文章が録音されていると、「あぁ、そうそう。ここが分かってなかったんだわ~」となるわけです。
問:高圧水銀ランプに関する記述として、誤っているものはどれか。
○(1)発光管には~
○(2)外管の役目は~
×(3)発光管と外管の間に~
○(4)始動してから~
○(5)点灯時における~
こんな問題だったとします。
この場合の読み上げ方法は、「高圧水銀ランプに関する記述として、誤っている問題とはどれかという問題に対し、あっている問題はどれか。」
と読み上げた後、
「発光管には~・・・発光管には~・・・」
「外管の役目は~・・・外管の役目は~・・・」
と正しい問題をそれぞれ読み上げていきます。
(1)(2)と2問ほど読み上げた後、
「高圧水銀ランプに関する記述であっているものはどれかという問題で、」
と一区切りを入れます。
というのも、これから読む問題の解答が、「どういった問題に対する解答なのか」という事が分からないと、ちんぷんかんぷんとなってしまう事がある為です。
その後、
「始動してから~・・・始動してから~・・・」
「点灯時における~・・・点灯時における~・・・」
と(4)(5)番を2回ずつ繰り返し読む訳です。
最後に、(3)の誤っている問題。
これを読み上げたら、誤っている内容を頭の中に入れてしまうので注意して下さい。
これは、解説に正しい内容が載っているので、その内容を読む訳です。
速聴も効果がある
慣れてきたらご自分で録音したデータを速聴(2倍や3倍の速さで聞く)で聴いてみましょう。
早く聴くことができるという大きなメリットもありますし、早く聴いているとその速度でなんとか理解しようと脳が働くようになります。
そしてもう一つ、意外なメリットが。
速聴で録音データを聴き終わった後。
この聞き終わった後、数十分は、「脳の回転速度が平常時よりもかなり速い状態」になっているということです。
一時期、録音データを速聴3倍速で聴いていた時期がありましたが、この録音データを30分ほど車内で聴いた後、車から出ると「時間がゆっくり流れているような感覚」に陥りました。
これは実際、脳の回転速度が上がっているのが原因のようで、その後に勉強をするとかなりはかどる事が分かりました。
勉強のコツ
まずは公式の暗記
私が学生の頃、学年で一番成績の良い人の話を聞きました。
彼は学校に入った際、まず教科書から公式を全て洗い出し、丸暗記したとの事です。
彼曰く「公式は絶対使うし、記憶していなければ問題は絶対解けない」との事でした。
電験三種では、E=IR、Q=CVに始まり、各種の複雑な公式も出てきます。
どれも重要で、必ず必要となるものばかりです。
もちろんそれぞれに意味があり、意味を理解して公式を記憶できればそれに超したことはないのですが、まずは丸暗記してからでも遅くはありません。
公式の暗記にはコツがあり、
(1)簡単な公式は手で覚える
(2)複雑な公式は語呂合わせで覚える
(3)簡単な公式を組み合わせて公式を導き出す
といった感じです。
(1)はV=IRやQ=CVなど、いわゆる基本公式です。
手で書いているうちに、自然に覚わっていくものですが、一番忘れやすいタイプの覚え方でもあります。
電験三種を勉強していく上で「短期記憶」と「長期記憶」の理解は重要ですが、手覚えは短期記憶の部類に入ります。
なので、いざ勉強から離れるとすぐに忘れてしまう。
ですが、これも長期記憶にする方法があります。
それは、また後日紹介します。
(2)はいわゆる語呂合わせですね。
誘導起電力E=pzΦN/60a(勇気いい プリーズワインは ロットええ)
などを以前に紹介しました。
他の公式の覚え方も随時紹介していきます。
(3)は(1)と(2)を組み合わせた方式ですが、公式を理解していないと使えません。
特にこの組み合わせを使うのが、環状ソレノイドや照明の計算でしょう。
(1)と(2)がある程度出来るようになって、始めて使えるものです。
訓練していって下さい。
独り言
あなたは問題を解くとき、ただ黙々と解いていますか?
私は問題を解くときは、いつも「あーあの値がこうなって・・・まてよ、この式がこうだからここはこうなるよな」と自問自答しながら解いています。
いつの間にか独り言を言っていることも。
これは筆者が効率的な勉強法の本を何十冊と読み漁っていた頃に見た記事なのですが、声に出して自問自答しながら解くのは頭の回転を良くするとの事でした。
まぁハタから見たら変な人ですが(笑)
一人で勉強する分には、独り言も悪くないかもしれませんね。
絵を描こう
筆者はとにかく勉強は下手でしたが、漫画家を目指していただけに絵は得意でした。
文字で見るよりも絵で見たほうがわかりやすいし、自分の場合は字を描くより絵を描く方が早い人間でしたので、電験の勉強では絵を駆使しました。
図のように電気の回路や波形などはすぐ絵で描けるようにしましょう。こうすることで視覚的に理解しやすくなり、筆者のような記憶力・理解力が低い人間でも瞬時に理解する手助けとなります。
後でまとめノートを見返したときも、ひと目で内容が分かりますのでとても便利です。文字をひたすら書くよりも手の負担が少ないのもいいですね。
実を言うと、筆者が電験二種二次試験に合格した理由の一つに、この「絵描き」の技術がありました。電験二種二次試験は筆記試験ですので文字を描かなければ点数が貰えないと思いきや、筆者は絵を描きまくり合格しています。
文字をたくさん描くよりも、絵で広大な筆記用紙のスペースを埋めてしまったほうが効率が良かったんですよね。
形を想像できるようになれば一人前だ
電験二種の勉強を続けていると、内容を理解すると言うことがいかに重要なことかって事が嫌と言うほど身にしみてくるわけです。
私は三種の試験は基本的に丸暗記攻略してしまった訳ですが、とりあえずなんとなく言葉を覚えている程度で理解しているとはとうてい言えなかった。二種二次試験論説では
・直流機がどのようなものか、どのような原理で回っているか図を交えながら説明せよ
・同期電動機がどのような国「か、どのような原理で回っているか図を交えながら説明せよ
といった風な問題が出ます。電験三種勉強時代はさっぱりだったわけですね。
今ではこれらの図はしっかり描けるようになりましたし、同期機がどんなものであるかも答えられます。
二種に合格出来る人というのは、こういう基礎的な勉強を地道に続けてきた人なのだろうなと思うようになりました。
これらの事で総合して言えるのは、「機械の形を頭の中で完全に思い描けるようになれば一人前」ということです。
頭の中で完全に描ければ試験の際にも絵を描いて説明できますし、自分自身も納得仕切っているので論説問題もたやすい!
まぁここまで理解するのはかなり難しいでしょうがね~
覚えるのに順番は関係ない
電験三種は理論・電力・機械・法規の4科目。
その中でも理論であれば抵抗・電圧・電流の計算や電磁気・サイリスタなどの半導体の知識、環状ソレノイド計算など、多種多様な科目があります。
これらの事、初めから順に覚えていく必要はありません。
電験三種の知識は、それぞれの科目の知識が少しずつ要求されるのが常で、例えば法規で勉強した事が電力で役立ったり、電力で勉強したことが機械で役立つといった事が頻繁にあります。
なので、暗記するのは違う分野・科目ごちゃまぜで良いのです。
これは私のまとめノートですが、電力・機械の内容が、とびとびで記載されているのが分かると思います。
まとめノートは暗記のために使うものですが、その記載に順序はありません。
電力で分からないところがあったら書き、理論で分からないことがあれば書き、の繰り返しです。
イメージとしては上の図のような感じ。
初めはそれぞれの分野の知識は小さく、バラバラ。
ですが知識を深めていくと徐々にそれらの知識が重なり合い、相乗効果を生み問題が飛躍的に解けるようになってきます。
初めはそれぞれの知識が個別で関わり合いのないもののように思えます。
その頃は「なんでこんなの覚える必要があるんだろう」と悩むこともありますが、勉強を続けていくうちにそれぞれの項目が、実は深く関わり合っているのだというのを実感できるようになります。
とにかく、暗記、暗記です!
手に覚えさせることの重要性
機械や電力の難しい計算問題。
見ただけで嫌になっちゃう事ありますよね。
特にB問題は、見ただけで蕁麻疹が出そうになることも(笑)
人間、理解できていないものに対して拒絶反応が出るのは仕方ない事でしょう。
ですが電験三種を勉強していく上で、どうしても避けて通ることが出来ないのも事実。
ではどうすればいいのか?
答えは、とにかく繰り返し解く事。
これ以外にありません。
難しい問題でも、分かるところまで解く。
分からなかったら答えを見て、また次の機会に回す。
次の機会、また同じ所で詰まったら、答えを見てまた後回し。
それを延々と繰り返す。
他の問題が徐々に解けるようになり、分かった問題を消していくと、分からない問題だけが残ってくる訳ですね。
そうすると、繰り返しの頻度が徐々に上がっていく。
最後には、難しい問題だけが残る。
繰り返しの頻度は非常に高いものとなる。
その頃には難しい問題も半分くらいは分かるようになっているので、かなり解けるようになる。
次第に体が解き方を覚えていく。
これを私は「手覚え」と呼んでいます。
手に覚えさせるのですね。
私の場合、過去問を上のように回していましたが、トータルで見ると電力や機械等の難しい問題は、50回以上は回してる事になると思います。
手を動かしているうちに、段々とコツが分かり、覚えなければならない公式や法則が分かってくるものです。
そうなれば、しめたもの。
使うペンは厳選しよう
電鍵を勉強するときはシャープ+4色ボールペンが基本です。
私がここでお勧めするのは、「4色ボールペン+シャープペン」が一つにまとまっているこのペンシル!
“ZEBRA” ゼブラ ゼブラ 多機能ペン クリップオン マルチ
こいつのすごいところは、4色のボールペンにシャープペンシルが付いているのに、サイズはそれほど太くないという点。
また、軽量のプラスチック製なので、手にかかる負担も少ない。
なぜここでこのペンをお勧めするというと、勉強の際にかかる時間的ロスを極限まで減らす為です。
シャープペンシルをもちながら勉強をし、必要になったらふでばこを漁って赤ペンを探しフタを開けて赤のラインを引き・・・なんて事をやってる暇はないはずです。
このペンなら、必要な色をワンタッチでカチ!と選べるので、ペンを筆箱から出す手間が省けることうけあい。
間違えた箇所を消さない
計算問題を解いている際、「あ、間違えた」と間違えた箇所を消しゴムで消す。
この行為、色々と無駄のある行為です。
というのも、
・消しゴムで消す時間がもったいない
・間違えた箇所が分からなくなる
という理由からです。
消しゴムで消す時間が勿体ないのは当然で、間違えた箇所にバッテンでも書いておけばいいんです。
間違えた箇所が分からなくなるのは、自分の勉強の傾向をあとで確認することが出来なくなる為です。
書く勉強は効率が悪い・・・がそれでも書く!
一般的に書く勉強は効率面であまり良くないと言われます。ただ筆者の場合は書かないと頭に入らなかったので、頑張って書きました。特に要点をまとめた「まとめノート」は頑張って作りましたねぇ。
まとめノートの重要性については過去にのべてきた通りですが、では具体的にどうやってまとめノートを書いていくのか。
私は基本的に数度読んで分からなかった内容や、数度間違えた内容をまとめノートに書き記すようにしています。
が、ここで注意しなくてはならない点が一つ。
それは、その間違えた問題&文章を「丸写し」するな、ということです。
例えば、「内部均圧型温度自動膨張弁は、その本体は蒸発器出口に取り付けられ、感温筒は蒸発器入り口配管に密着して取り付けられて、蒸発器出口における冷媒の過熱度を制御する」という文章が覚えられない問題だったとします。
これをそのままノートの書き写そうとするとかなり長いですし、覚えるのも大変。
なので不要な文章はカット&短縮していきます。
不要な部分といえば「その本体は」「密着して」という部分。
また、短縮は、「取り付けられ→付け」「取り付けられて→付け」「制御する→制御」
といった感じです。
「内部均圧型温度自動膨張弁は蒸発器出口に付け感温筒は蒸発器入口配管に付け、加熱器出口の冷媒過熱度を制御」
で良いのです。
長い文章を短くすることのメリットは、
・録音する際に短く読むことができる
・長い文章を短くまとめるという行為自体で頭を使い覚える
・自分なりの言葉に変換したため、印象が強い
という事です。
年齢に合わせた記憶法を取ろう
「若い頃は記憶力があったけれど、最近は歳を取ったせいか記憶力が落ちてねぇ」
そんな話をされる高年齢の方がおられます。
これは、ある意味真実なのですが、ある意味間違っています。
というのも若い頃の記憶というのは、どんな事でもただ闇雲に覚えることの出来るタイプだからです。
では、歳を取ってきてからはどうすれば良いのでしょうか。
答えは簡単です。
「過去の経験を利用して覚える事」
録音データを聴く際も、若い人はただ闇雲に聴いていれば自然と覚えていく。
けれど、歳を取っている人はこれが出来ない。
なので私は、過去の経験を活かして覚えていく方法をお勧めします。
例えばコレは冷凍機械責任者の問題ですが、
「蒸発器出口冷媒の過熱度が大きくなると、温度自動膨張弁の弁開度は大きくなり、弁を通過する冷媒液量が増加し、加熱度は設定値に戻される」
という問題。
若い頃ならば録音データとして吹き込み、毎日聴いていれば自然と覚えていつの間にか理解しているという事にもなりますが、歳を取られている方はそんな覚え方はできない。
なので、私の場合はこの問題を「蒸発器の出口が熱くなると・・・自動的に調整するバルブが大きく開いて冷たい油を沢山流してバランスを取るんだな」といった感じで覚えます。
この際、私は現場で扱ってきたバルブや油なんかを思い出しながら、頭の中で思い描くのです。
若い頃は経験が薄く、バルブや油を実際手に取ったことはないからできない事。
ですが歳を取り経験を多く積めば、「あぁ、あの機械の動きと似ているな」といった理解型の覚え方ができるようになり、またこの方法の方が忘れにくいでしょう。
実際に手に取った事のある機械ならば、その機械の構造を理解することもたやすいはずです。
「でも俺は電気の素人やし、機械も触ったことないよ!そもそもここは電気の素人向けのサイトじゃないのかー!」
と怒られる方もおられると思います。
それもしごくごもっともな話。
でも、そういう方でも家の瞬間湯沸かし器や圧力鍋、電気ポット、エアコンなど、家庭内の機械は触って来たと思います。
こういった家庭用品でも、頭の中で例えるには十分。
前の問題ならばエアコンで例えるのも良い。
「エアコンで部屋冷やそうとしてるのに設定温度に対して、部屋が明らかに熱いから、エアコンは自動的に送風量&送風温度下げて設定温度になるようにした」
といった感じで考えればいいと思います。
文章問題の勉強例
電験三種では文章問題を確実に解けるようになることで、点数の底上げができます。
ある意味、一発屋のB問題を解くよりも、基本に忠実なA問題を沢山といていった方が効率が良いですし、安定します。
ここでは私が文章問題系の問題を勉強する方法を、具体的に挙げていきます。
これは冷凍二種の過去問ですが、まぁ似たようなもんなんでこれを例に挙げていきます。
(1)まず、問題の正否がすぐ分かるようにするため、○×を書いていきます。
いちいち解答を見て、合否を判断しているのは時間の無駄。
また、始めての問題で解答を適当に選んで「当たった!」とか「間違ってたかぁ」とやるのは、あまり意味がない。
(2)○を付けたものを中心に、覚えていく
正解のものは文章がそのまま正解なので、それをまるまる読んで頭の中に入れていく。
何度も読んでいれば、半分くらいはすぐ覚えられる。
(3)×を付けたものは、どこが間違っているかを意識しながら覚えていく
×を付けた問題は、問題自体が間違った記述をしているので、いちいち解答を見ながら間違った箇所を覚えていく必要がある。
その為時間がかかるので、(2)○をつけた問題を中心に覚えていき、次に×を付けた問題を覚えていく訳です。
(4)「これは大体覚えたぞ!」という問題を、消していく。
写真をみてもらえば分かりますが、沢山黒塗りしてありますよね?
これは、大体覚えた内容を消した訳です。
完全には覚え切れて無くても、まぁ間違えることはないなという感じで。
解答も、同じように消していく訳です。
(5)5回くらい(2)~(4)のプロセスを繰り返し、それでも残る問題をまとめノートに書き写す。
どうしても分かりづらいものは、まとめノートに書いて、録音して繰り返し聴く。何度もまとめノートを見て、覚えていく。
嫌と言うほど繰り返し聞けば、絶対覚えます。
私の場合、最後まで残った問題は100回以上聴いていたでしょう・・・。
文章問題はこのようなプロセスを踏むことで、確実に記憶できます。
非常に地道な作業ですが、「黒塗りする」という作業が人間の本能的な欲求である「破壊欲」を満たす事になるので、案外楽しかったりします。
楽しいと言うことは続けられることになりますよね。
計算問題の勉強法
電験三種の計算問題はしんどいですよね・・・。
試験に合格した後も、やっぱり計算問題は見るのも嫌です(笑)
でもまぁ、どうしても戦わざるを得ないので、向かい合って行くしかないわけですが。
そういえば皆さんは、どうしても仕事をせざるを得ない境遇になったときどうしますか?
・嫌々、だらだらと仕事をしますか?
・それとも必死に精一杯やって、早く終わらせようとしますか?
私の場合、後者です。
必死にやって早く終わらせて、コーヒーでも飲んで一服したい。
なので、どんなけ頑張っても終わらない仕事は嫌いです。
電験の問題もそうなのですが、嫌々だらだらやっていては頭にはまるで内容が入ってきませんし、時間がかかってしょうがない。
けれども、問題を必死に眺めているだけでは、なかなか分からないものです。
ならばとにかく、書きましょう。
コピーをミスった裏紙やチラシの裏を利用して、書いて、書いて、書きまくるのです。
これは私が勉強する際に使用する計算用紙です。
内容は冷凍二種のものですが、電験と似たり寄ったりの資格なんで、まぁ参考にはなると思います。
私の場合、基本的に、
・文章中の記号及び数字(P=100KW/I=30A/N=1000min-1/f=60Hzといった奴)を全て書き出す
・内容をイメージする為に簡単な図を描く
・計算で出せる部分は全て出す(とりあえず使うか分からないけど極数は出しておこうか、みたいな)
・単位計算法が使えるように、計算式の下に図のように(KJ/S)みたいに単位を書いていく。
といった事を高速でやっていきます。
これはあくまで訓練なので、手を動かしているうちに分かってくるでしょう。
ここで重要なのは、「手を止めない努力をする」ことです。
手を止めてしまうと、頭の回転も鈍るケースがかなり多いです。
というのも、手を動かすという行為は、脳に対してかなりの刺激になるようです。
私の場合、こんな事を半年続けてきたせいか、ペンを持って書き始めると、まるでスイッチが入ったように計算問題を解きまくります。
トランス状態とでもいうのでしょうか。
この状態が分かるようになれば、電験の試験も合格できるでしょう。
とにかく訓練あるのみです。
計算問題の解き方のコツ
電力や機械などの複雑奇々怪々な計算問題は、見ただけで吐き気を催すこともあるほどです(言い過ぎか)
未だに電力や機械などの計算問題を見ると、身も毛もよだつというかなんというか、「できることなら関わりたくない」という気分で一杯な私ですが、それでもやはり計算問題を解かない限り電検合格は見えてこないものなので勉強しました。
まず計算問題を解くには「きっかけ」を作ってやる必要があります。
ただ闇雲に問題を読んで解きにかかるのはNG。
長ったらしい問題を眺めても、何が何の事を指しているのかが分からず悩み、時間が過ぎていくばかり。
とにかく、「分かる部分を書きだす」んです。
例えばこんな問題があったとします。
(問)誘導電動機があり、周波数50Hz、局数6、すべり5%で回転している。回転数はいくらか?
こういった問題の場合、まず思いつく公式はN=120f/pです。
ですが、ぱっと見ただけでは分からない場合もあります。
なのでとりあえず、
f=50Hz/P=6/s=0.05/電動機/N=?min
と、記号と数字、単位を書き出すのです。
すると、「fとpを使った公式があったな・・・・あ、N=120f/pのあの公式だ!」
と思い出すきっかけとなるのです。
これは理論・電力・法規・機械全てで使う技なので、まず習慣づけて下さい。
勉強時間の確保
通勤・通学時は録音データを聴く
電験3種を私たち素人が合格するためには、あらゆる細かい時間を確保する必要があるわけです。
その「こまぎれ」の時間のうちの一つに、「通勤・通学時の時間」があげられます。
通勤通学の時間は人それぞれ違いますし、その手段も違います。
ですが、共通して使える方法に「録音データを聴く」という方法があります。
例え通勤手段が車であっても電車であっても徒歩であっても、ipodやウォークマンで録音データを聴くことは出来る。
この録音データは、私の場合自分で作りました。
参考書を片っ端から読んだり、自分で作った語呂合わせノートを読み上げたり。
録音データの重要性は、私たち素人にとっては非常に大きな物になります。
というのも、英語でもそうですが、単語を知らない人間が英語を理解することはできませんよね?
電験三種には「単巻変圧器」「フェランチ効果」「ステファンボルツマンの法則」等々、電気に携わったことのない人間にはちんぷんかんぷんな専門用語が沢山でてきます。
これらの単語を知ると知らないとでは大違い。
なので、通勤通学時は必ず、録音データを聴きます。
小型のまとめノートを活用
次に、自分で要点をまとめたポケットサイズのノートを作ります。
これが、ポケットサイズノートです。
画像のように雑誌形式にするのはちょっとテクニックがあるのですが、簡単なのは、A4サイズのノートに分からない点をまとめ、A4サイズ用紙に9分割印刷した後、切ってホッチキスで留めるという方法もあります。
(当時は、そうしていました。)
そして分かった点を黒マジックで塗りつぶしていくという訳です。
お風呂の時間を活用
あなたは風呂に入っている際、なにかしていますか?
湯船につかっている間、ただぼーっとしているだけではありませんか?
それは非常に多くの時間を無駄に過ごしているだけになります。
風呂に入っている間も勉強しましょう。
風呂に入っている際に勉強する方法は2つあります。
・録音データを聴く
・まとめノートを見る
の2つです。
勉強時の音楽の良し悪し
世間には「音楽を聴きながら勉強する方が集中できる!」という方もおられれば、「音楽なんて絶対駄目!集中力を削がれてしまう」という人もおられます。
これは、両方とも正解です。
私は勉強中は基本的に音楽をかけませんが、ある条件が揃った時は音楽をかけることがあります。
それは、
・かなり勉強して疲れてきた時
・計算問題を解くとき
です。
早朝に起きて勉強している最中は非常に優れた集中力を持っているので、2、3時間は平気で勉強できてしまいますが、日中、ある程度勉強した後だと集中力が途切れ疲れてきます。
こういう時は、「昔から良く聴いている」「やる気を出させる」曲を選び、同じ曲を延々とリピート再生します。
「昔からよく聴いている」曲は頭が流れを全て覚えているため、そちらにあまり意識が向かなくて済み、結果として集中力をあまり削がれずに済みます。
「やる気を出させる曲」とは、曲の内容が試験に打ち勝つような曲であったり、自分が過去に味わってきた苦難を思い出させるような曲を選択します。
私の場合は、「七転八倒☆至上主義!/KOTOKO(ハヤテのごとく)」「disillusion/fateステイナイト」等を使っていました。
前者は明るすぎる感があるのでBGMには向かないかもしれませんが、
歌詞中の「問題なら難しいほど腕がなるし~」「電卓はじく人生だとか~」といった言い回しに勇気づけられました。
後者は、私が20時間/日 勤務をしていた頃に聴いていた曲で、あの頃の地獄を思い出しながら苦節に耐えるという意味でBGMにしていました。
そのほか、言葉の入っていないタイプの音楽(クラシック等)は全般的に使えますね。
なるべく静かで、心を落ち着かせるタイプのものが良いでしょう。
何故、計算問題を解いている際に音楽をかけるのか。
「逆に集中力が削がれるのではないか。」
と言われる方がおられるかもしれませんが、私の場合逆です。
同じ曲を延々とリピート再生し計算問題を解いている時、どうやら脳はほぼトランス(暴走?)状態になっている
ようなのです。
なので、手が疲れない限り、ひたすら計算問題を解き続けることが出来るのです。
こればかりは人それぞれですが、自分にあったBGMは絶対あるはずので、探してみて下さい。
まとめ:電験の勉強で自分を変えよう
あなたは電験三種を勉強していくうちに、自分が変わっていくのを感じませんか?
私は、しみじみ感じていました。
このサイトに書いてきたことは、私が多くの書籍を読み吸収し、そして私自身が体験してきたことです。
私は学生時代は正直落ちこぼれでしたが、今の自分はそうではないと思っています。
50以上の資格を持ち、会社での給与の他にプライベートで2つ仕事をもっており、それ相応の収入を得られている。
でも、初めはこうではなかった。
社会に出たら挫折の連続。
転職は数度。
あるときは薄給でこき使われ、ある時は腰やアキレス腱を痛め、まともに資格も持たず、当然のように使い潰されました。
かつての親友にも裏切られ捨てられ、それはみじめな思いをしてきた。
「これでは産まれてきた意味がない」
私はそう感じ、資格取得について真剣に考え、電験三種に出会った。
電験三種の過去問を見たとき、正直何が書いてあるのかすら分からないような状態だった。
まるで古代遺跡に刻まれた古代文字を見た瞬間のような感じ。
頭が電験三種の問題を拒絶していました。
ですがリストラの波が身近に迫ったときに、私は覚悟を決めました。
大量の書籍を読みあさり、生活スタイルを夜型から早朝型に変え、趣味(ゲーム・マンガなど)を完全に絶ち、酒もタバコもやらず、ただただ有効に時間を使い電験三種の勉強に挑んだ。
この電験三種の勉強を通して、私は明らかに変わった。
それは「電験三種に合格した」という事実だけではない。
資格取得のノウハウを得たこともそうですし、いかに時間を上手く使うかというビジネスマン的な考え方も体にたたき込んだ。
不健康であった夜型の生活を修正できた。
金ばかりかかり良いことののない酒・タバコも止めた。
これ以降私は、早朝に資格の勉強だけでなく、副業や商売についての活動も組み込み、実績をあげらるようになった。
電験三種の試験を通して生活スタイルを朝方に変えることで、人生そのものが変わってしまったと、今の私は感じています。
今のあなたは、電験三種の問題を見て拒絶反応を起こしている状態ではないですか?
それは、私も同じだったのです。
ですが、同じ人間である以上、あなたも必ず電験三種を合格する事ができます。
電験三種の勉強を通して、自分自身を変えていって下さい。
きっとそこには、素晴らしい人生が待ち受けています。