電験三種の勉強法

電験三種に受かる生活習慣

電験三種の勉強法

筆者が実際に行っていた生活習慣

さて、ここでは筆者が実際に行っていた「電験に受かる生活習慣」というものを紹介していきます。基本的に「生活を電験の勉強に染める」という一点にのみ集中し、ひたすら電験の勉強をし続けるという生活を歩んでいた筆者。

その生活はなかなかに修行僧のごとき生き方でしたが、結果として電験三種・電験二種・エネルギー管理士といった高難易度資格を取得できました。

結果論ですが、電験三種1000時間・電験二種まででトータル4000時間あまりの勉強時間は、良い会社に入り恵まれた生活をすることで既に回収しきりました。

勉強空間の確保

私は以前、トヨタ系の会社に生産技術として勤めていたことがありました。
その際、TPM手法を取り入れてラインの改善を行ってきたことがあります。

実際、トヨタの組立ラインを見に行った事もありますが、そこでは作業員達が目にも止まらぬ早さで工具を取り、部品を組み付け・・・という作業をしていました。
「あーああいう仕事だけはやりたくねーな」と心の中でつぶやいていたことは秘密です(笑)

まぁ、ああいうライン作業の善し悪しをここで語るつもりはありませんが、TPMによる作業改善の有効性については認めざるを得ませんでした。

汚ねー絵で申し訳ないですが、基本的に「道具・部品は全て手の届く範囲に置く」事が基本になってます。
私もこのノウハウを利用して、画像のように必要なファイルや道具ををすぐ手元に置いておく「カイゼン」をしました。

元々は足下のファイル置き場という名のダンボールの放りこんでいたのですが、効率が非常に悪いため、やめました。

また分野別にクリアファイルを作り、そこに仕訳してA4ルーズリーフを入れて置くという工夫もしています。

こういったカイゼンを行うにはある程度の時間も必要ですが、作業効率は格段にアップしますので、是非あなたも「トヨタ式」を導入してみて下さい。

早朝学習

朝4時に起きて眠気をこすりながら机に付き、電験三種の勉強を始める・・・。
そんな生活を半年続けた私ですが、時には眠気に負けてついつい二度寝をしてしまう事もありました。
起きた後、「あぁ、俺は何て時間を無駄にしたんだ」と激しく後悔するのです。

朝4時~7時までの3時間は、「ボーナスタイム」だと思って下さい。
通常の三倍は記録力が優れ、勉強もはかどります。
朝1時間の勉強は、日中の3時間に相当すると考えて良いでしょう。
そんな貴重な朝の時間を無駄にしないためにはどうすれば良いか。

まず、朝起きたら目薬をさします。
これは効果覿面!一発で目が覚めます。
次に部屋の冷暖房環境を最適にし、なんとしても布団から出ることにします。
布団から出れば、あとはなんとか机に付くこともできるでしょう。
必要と有ればコーヒーを飲むのも良いです。

特に夜中、勉強をせざるを得ないならばコーヒーを飲まざるを得ないかもしれません。
コーヒーは一時的に集中力を高め眠気も払ってくれるのですが、逆に眠くならなくなり翌日寝坊してしまうという可能\性もあるので注意してください。

世の中には「朝型」と「夜型」がいます。
私は電験三種の勉強をする前はどちらかというと「夜型」でした。
すなわち、朝7時に起きて会社に行き、会社から帰ってきて24:00頃に寝る。
一般的な社会人の生活スタイルだと思います。

私は当初、会社から19時頃に帰ってきて、20時から勉強を開始しようと思いました。
ですが、これは厳しい・・・と実感。
というのも、飯を食べて風呂に入って雑用をこなして・・・となると、20時に机の前に座るのは困難だったからです。
それに、仕事で頭も体も酷使した後、くたくたになっての勉強は全くはかどりませんでした。
私は当初、頭よりも体を酷使する仕事についていたので、特にこの傾向が顕著だったと言えます。

ならばどうすればいいか。
私は考えました。

あるとき、体がくたくたでもう立っていられないという程疲れ切って帰ってきた時がありました。
その時、私は飯と風呂に入ってすぐ寝てしまいました。
次の朝、起きたのは4時
しまった!早く起きすぎた!」と思いましたが、思いの外、頭が冴え渡っている。
「これはもしや」と思い、すぐ机の前に座り電験三種の勉強を開始すると・・・
なんとすごい勉強がはかどるじゃないですか!
それも当然といえば当然、頭の中は睡眠によってデフラグされ、体は睡眠によって疲労が取り去られている状態。
酒も入っていないし、目も疲れていない。

これだ!と思いました。

それ以来、私は毎朝4時~5時に起き、7時まで勉強するというスタイルを貫いたのです。
電験三種を合格するにあたって最も重要だと思ったのはこの生活スタイルでしょう。

これは後に、「短眠生活」へと繋がっていくのです。

起床学習

世の中には睡眠学習というものがあります。
眠っている最中に、音楽や英語のヒヤリングCDを流すといったものです。
睡眠学習の効果についての良否はここでは述べません。

というか、私自身も睡眠学習にトライしてみたことはありますが、効果のほどは(?)でした。

ですが、確実に効果のある方法が別にあります。
それは「起床学習」です。
基本的に人間は、朝起きたら布団の中でごろごろ~を2、30分くらいはしてしまうものですよね。
いくら寝起きのいい人でも、目が覚めたら即、布団から飛び出して机の前に座り勉強・・・とはなかなかいかないものです。
なので、その起床→机の前で勉強の間を利用する、これが「起床勉強」です。

方法は簡単。
朝起きたら録音データを入れた音楽プレイヤーをかけるだけ。
もちろん、目覚ましとしてセットしておくのもOKです。

人間は眠っている最中は全身の血液が頭にまわっているものらしいのですが、その為か早朝の勉強は非常にはかどるものです。
特に筆者の場合は寝起きが一番頭が働く
そんな頭の回転が速い間に、参考書を録音したデータを聴く。
これが効果がない訳がない!

私の場合、起床~30分ほど録音データを聴いた後、机の前に座り計算問題の勉強をしました。
録音データを聴いている際は、ほとんど無意識です。
なんというか、聴いている内容がそのまま頭の中に放り込まれる感じ。
これは病みつきになりますよ。

早朝勉強は私の勧めるところですが、朝5時から5時30分までは起床勉強、~7時までは計算問題主体、といった感じでやりました。

勉強時間を計算すると、
30分9ヶ月30日=8100分(135時間)
これは大きい!

早起き後の食事

さて、今までの記事で早起きの有効性について語ってきました。
早起きが何故勉強によいのか、という理由については
・記憶の整理がされている真っ新な状態で勉強できる
・体や脳が疲労していない
・脳に血が優先的に回っている

といった事を書いてきましたが、私たちは出来る限りこの有利な状態を長く続けたい訳です。

その為には、「朝起きたら極力食べ物・飲み物を口にしない」事です。

朝起きた後、胃腸は活動を停止している状態ですが、水分や食べ物を口にすると活動を再開します。
すると朝起き後は「頭:胃腸=9:1」の割合で血液が使われていたのが、8:2→7:3と脳に使われる血流が減っていき、徐々に意識が低下、集中力が低下し、余計な事を考えるようになります。
こうなると勉強に手がつかなくなり、効率が下がってしまうというわけですね。

経験上、一口二口の水ならそれほど影響はないのですが、ペットボトル半分ほど水を飲むと胃腸が活発に活動し始めるので注意してください。

睡眠習慣

仮眠

私は会社で仕事をしながら電験三種を取りました。
ですが会社で勉強していたのも事実です。

二度あるホットタイム10分*2回
昼休み50分

の合計1時間ちょっとです。

昼休みは食事中に録音データを聴き、食事後に軽く問題を解くかまとめノートの消し込みを行う。
そして、その後20分ほどの「仮眠」を取るわけです。
私はこの勉強スタイルを自然と取っていたのですが、電験合格後に勉強法関連の書籍を読んでいると、「仮眠」の多大な効果について書いてある記事があるではないですか。

その記事によると、「勉強後の睡眠は記憶を定着させるのに非常に効果が高い」とのこと。
確かに私は20分の仮眠を取った後、勉強した内容をしっかり覚えていました。

食事後はどうせ眠くなるのですし、仮眠を取ることをお勧めします。

ただし、1時間以上眠るのはNG。
逆に意識がもうろうとしてしまい、その後の勉強&仕事に身が入らなくなる。
しかも夜眠くならないので、早寝が出来なくなり、結果として早朝に起きることが出来なくなってしまうでしょう。
「仮眠を取ろうとしたら長時間眠ってしまった」という方もおられると思います。
私もうっかり長い眠りを取ってしまったことは何度もあります。
うっかり長寝を防ぐ良い方法として、「机で寝る」という方法があります。
昼食後、勉強を頑張ってやっていても、お腹が張っているので自然と眠くなる。
そうしたら、そのままノートの上に頬を付けて寝れば良いんです。
人に寄りますが、これで10分~20分程度の睡眠に押さえられるでしょう。

一番まずいのが、布団の中に入ってしまうこと。
「俺は20分で起きるぞ!」と気合いを入れていても、起きたら2時間経過していた・・・なんてこともよくある話。
ただ、机で寝るのは室温を適温に保った状態ですること。
特に寒い時期は体を壊してしまう恐れがあるので注意して下さい。

短眠

皆さんは一日どの程度の睡眠を取りますか?
普通は6~8時間程度だと思います。
私は昔から寝るのが好きで、電験三種を勉強する前は10時間程ねることが習慣になっていました。

実を言うと、睡眠時間は一日の食事量と密接に関わり合いがあるのです。
モチベーションの記事の方でも述べましたが、一日3食の人で8時間、一日2食の人で5時間、一日1食の人で3時間の睡眠時間を要するとされています。
要するに、一食当たり2~3時間の睡眠を要するというわけです。

というのも、食事というのは思いの外、内臓にかかる負担が大きい為です。

私は電験三種の試験勉強をせざるを得ない状態になったとき、どう時間を確保するかを考えました。
その時まず初めに実施したのが「睡眠時間を削ること」でした。
ですがこれはなかなか上手くいかない・・・・
元々が10時間眠るほどの人間だったので簡単かなと思ったのですが、駄目でした。

私はあるとき、ブックオフで「短眠」についての本を見かけました。
その本では、上記のように一日の睡眠量は食事料と密接に関係ある、といった記事が書いてあったのを覚えています。
私はまず、食事量を減らしました。
うちの家系は痩せる体質の家系なので、毎日3食、腹10分まで食べてやっと65kgの体重を維持していましたが、食事量を腹八部程度に減らすと60kgまで落ちました。
「これはちょっとまずいかなぁ」と思いましたが、これで一日の睡眠時間が10時間→7時間と3時間短縮できました。

次第に電験三種の試験が近づいて来るに従い、どうしても勉強の量を増やす必要がでてきたので、私はその本に従い、「一日二食」の生活に移行しました。
これは非常に苦痛を伴うもので、初めの1週間は腹が減って腹がへって、辛かったのを覚えています。
ですが、1週間ほど経過した後、あまり腹ヘリの事は感じなくなってきました。
その頃は、睡眠時間は5時間程になっていました。

そして電験三種の試験があと2ヶ月に迫ったとき、私は2食の食事の量を腹8分から7分程度に減らしました。
ですが不思議なことに、体重は60kgを維持していたのです。
人間は3食腹一杯食べても2食を軽く食べても、対して変わらないものなのだなぁ、と感じたのはその時です。
まぁ、家系的・体質的な所はあると思いますが。

一日2食、腹7分食事療法を続けていた頃は、睡眠時間は5時間を切り、4時間程になっていました。
夜中23時に寝、朝3時に起きて勉強する、といった具合です。

日中は眠気をこらえながらコーヒーを飲み、問題用紙にかじりついて勉強していた覚えがあります。

「短眠」は究極の勉強方法だと思います。
これは、勉強だけに有効なのではない。
一日10時間あまりの睡眠時間を5時間以下に押さえることができるということは、新たに5時間を資格以外の事にも使って良い訳です。

人生を開花させるという意味でも、睡眠時間短縮を心がけましょう。

休憩時間の活用

会社勤めをしながらの電験三種の勉強・・・・。
なかなか過酷な物がありますよね。
私も実際、仕事をしながら電験三種を勉強し合格を勝ち取ったのですが、それはそれは大変でした。

会社勤めの際の休憩時間は、
(1)昼休み50~60分
(2)10時の休憩10分
(3)15時の休憩10分
の計、1時間弱が普通でしょう。

(1)昼休みの利用方法
弁当にせよ外食にせよ、食事中はとにかく「録音データを聴く」事です。
というのも、人間は食事のみに意識が回ると、しだいに頭に回る血液が減っていき眠くなります。
ですが食事中に録音データを聴くと、頭に回る血液が減少しにくくなるのか、眠くなりにくいのです(これ重要)
食事後は、まとめノートの消し込みをやるのが良いです。
その後、10分ほどの仮眠を取ればベスト。

休憩時間を50分とすると、
20分:録音データを聴く(食事中)
20分:まとめノートのけしこみを行う(食事後)
10分:仮眠
の合計40分の勉強が効果を上げます。

なぜ10分の仮眠を取るのか。
これは実際にやってみれば分かりますが、記憶の定着の為です。
人間は寝ている際に記憶の整理(PCでいうデフラグ)を行うようになっているため、録音データ及びまとめノートの消し込みを行った内容を、脳みそに定着させる効果があるためです。

(2)(3)ホットタイムの利用
これは、まとめノートをポケットサイズに印刷しなおしたもの消し込みを行います。
まとめノート(ポケットサイズ版)は常に胸ポケットにしのばせておきます。
その際、ボールペンでもマジックでもいいので、いっしょに胸ポケに入れておくこと。
休憩時間が来たら、即まとめノートを胸ポケットから出し、消しこんでいくわけです。
この作業を、10時の休憩・15時の休憩に行うわけです。

上記(1)(2)(3)の作業を毎日繰り返すことで、非常に大きな成果をもたらすでしょう。
実際、私は家で勉強しているよりも、この(1)(2)(3)のサイクルを9ヶ月続けた事の方が効果があったと実感しています。

ここで、勉強時間について計算してみましょう。

(10分+10分+40分)9ヶ月22日(稼働日)=11880分(198時間)
200時間!
全く電験三種の知識が無い人が電験を合格するために必要な勉強時間は1000時間、と言われていますが、その5分の1をここで確保してしまうわけですね。
風呂の録音データの時間が50時間程だったので、会わせれば4分の1を確保できる訳です。
これは大きい!

電車通勤時の勉強

人それぞれの通勤方法がありますが、それぞれに応じた勉強方法を考えていく必要があります。
私の場合、以前勤めていた会社は車通勤でしたが、今は電車通勤です。
車の際はハンドルを離すわけにはいかないので、録音データにたよりっきりでした。
これはまぁ、仕方ない事かなぁと思っています。

ですが電車通勤の場合は、録音データはもちろん、参考書を開くことだってできるし、まとめノートを開くこともできる。

けれどもそれは、満員電車でなかった場合の話。
満員電車だと音声データは周りの迷惑になるので音量を絞らざるを得ませんし、参考書やまとめノートを開く隙間すらない・・・。
こんな過酷な状態でできる勉強方法なんてあるのか。
そう考えていました。

私はあるとき、発想を変えました。
そう、いつもより早く出るのです。
いつもより1時間以上早く家を出れば、音声データを聴く事もできるし、参考書を開くスペースもある。
場合によっては椅子に座る事も出来る

椅子に座る事ができる環境とは勉強に最適ですね。
まとめノートをおもむろに取りだし、ペンで塗りつぶす。
特殊な環境のせいか、普段よりも集中して勉強できるようです。

とにかく、早起きは私の得意分野なので、これで勝負することに決めました。

最近は、「もっと通勤時間が長ければなぁ」と思うこともあるのです。
都市近辺から離れて遠くに住めば、部屋代も安くすむし、勉強の時間もとれる。
座ることも余裕だろうしなぁ・・・なんて。
全く持って人と考えることが逆ですね(笑)

でも、こういった「人のしない発想をする」ことこそが、この厳しい社会を生きていく上でどうしても必要だと私は思うのです。
普通の人が感じるようなことをそのままやっていたら生き残れない。
そうは思いませんか?

晩酌は最大の敵

皆さんはお酒を飲まれますか?
「一杯飲まないと眠れない」という方もおられると思います。
私は、晩酌は正直お勧めしていません
特にこのサイトで最も推している勉強方法「短眠&早朝勉強」にとって、最大の敵だと思っています。

「晩酌をすれば早く眠れるしいいじゃないか!」
と言われる方もおられるかもしれませんが、問題は起きた後の頭の状態なのです。

私は酒は人並みに飲める程度の強さですが、酒を飲んで寝た場合と飲んでいない場合とでは、次の日の早朝勉強の際の頭の回転に天と地ほどの差が出る事が分かりました。

酒を飲まずに寝て翌朝4時に起きた場合は、何度も書いてきたように通常の3倍ほどの頭の処理速度があります。
それ故、早朝1時間の勉強は平常時の3時間に相当する、と書いてきたのです。

が、晩酌をやった次の朝は、頭の回転は平常時並、下手をすると並以下です。
また、晩酌をした次の日に、果たして4時に起きられるかというと・・・正直難しいところですね。
仮に4時に起きたとしてもぼーっとして頭には大して勉強内容が入らず、時間だけがだらだらと過ぎていくハメになるのが落ちでしょう。

なので、付き合いの時以外は晩酌はやめましょう。

私は電験三種を受ける際に、ゲーム・マンガ・晩酌をやめました。
「電験を得る為に払う対価」の記事でも書きましたが、電験三種のように難易度の高い資格を得るためには、剃れ相応の対価が必要なのです。

勉強の手を止めるな

電験三種の勉強は一日3時間以上になることが普通だと思います。
が、勉強中「あ、あの約束があったな」とか「あれをやらなきゃな」といった、細かい用事を思い出すことがしばしばあります。
勉強中は脳みそがフル回転しているので、普段は気づかなかった&思い出さなかったような、些細な用事を思い出すことがよくあります。
ですが、そこで勉強の手を止めたくない。

そういった些細な用事を思い出すときは、脳味噌がフル回転している時、すなわち勉強が出来る時なのです。

なのてとりあえずそういった事は、まとめノートの上にでも書き記しておくか、付箋紙に記しておくのが良いでしょう。
とにかく勉強の手を極力止めないことです。

こんな感じで、ノートの上に用事を書いておく。
暇なとき・休憩時間にそれについて考えよう。

冷えピタよく使ってました

電験三種の勉強は、大変頭を使います。
特に計算問題が分からないと脳みそがオーバーヒートを起こし、思考停止してしまうものです。
この状態になると、何をやっても意味がない。
計算問題が解けなくて手は止まるし、文章問題は頭に入らないし・・・。
正直、時間の無駄です。
やらないほーがマシですね。

こんな状態を解決する方法が2つあります。
一つは、短時間の睡眠をとる方法。
もう一つは、頭を強制的に冷やす方法です。

ここでは、頭を強制的に冷やす方法「冷えピタ」を紹介します。

これが冷えピタ。
コンビニなんかで簡単に買えます。
一枚数十円程度のもので、8時間以上効果が持続しますが、実際は4時間程で取り替えた方が効果が高いのでお勧め。
人間の集中力は鍛えてない人で30分程度、鍛えている人でも1時間30分が限界でしょう。
なので、集中力が切れそうだなと思う10分前程から、この冷えピタを貼ることでその集中できる時間を飛躍的に伸ばすことが出来ます。

実際、あなたの限界集中時間まで勉強をした後、額を触ってみて下さい。
かなり熱くなっているのが分かると思います。

これはなにも勉強に限ったことではなく、最近はやりの難しいゲームなどをプレイする際にも有効です。

集中できる時間を2倍ほど引き延ばせると思えばいいでしょう。
特に土日など、一日5時間以上勉強しなければならない際に、効果を発揮します。

集中できないときは勉強しないのもアリ

人間、どうしてもやる気にならないときがあります。
会社で嫌なことがあったり、失恋したり。
また、なんとなくやる気が出ない時もあります。

そんなときは、いっそ休むのも手です。
私も、数日に一度ほどは「なんとなくやる気が出ないなぁ」という日がありました。
そういった日は、最低でも勉強すると決めた時間ぎりぎりの3時間で勉強を終えたりしています。

ただ、毎日習慣づけて勉強していると、勉強しないことに対する不安感が出てきて、翌日は普段よりも沢山勉強をする、という状態になったりします。
ただ、これはあくまで毎日3時間以上しっかりと勉強している方に当てはまることであって、毎日1時間程度しか勉強しないならば無理にでも勉強して下さい。
1時間以内の勉強しかしていない人は、勉強のリズム・習慣が体にしみ込んでいない状態でしょうから、多少無理してでも勉強時間を増やしてリズムをつかんでいって下さい。

文房具には予備を

電験三種の勉強を続けていくとと、段々調子が出てきて勢い良く勉強が進むようになる時期があります。
モチベーションが上がり、時間も有効に使え、勉強のサイクルが上手く回っている時。
これぞまさしく成長期。

こんな成長の期間が、些細なことがきっかけで終わってしまうことがあります。
例えば会社でのトラブル等の嫌なことがあったときや、用事が入ってしまう等。
会社での事は仕方ないですし、人から頼まれてどうしても断れないような用事で勉強が中断されてしまうのは、ある意味仕方ないと言えるでしょう。

ただ、一番やってはいけないのは、「自分の不注意によって勉強が中断される」事です。
これは自己嫌悪になり、一番勉強を中断させてしまう元となるでしょう。

私の場合、お気に入りであった4色ボールペン+シャープペンシルがどこにも見あたらず、「あぁ、もうなんか今日は勉強いいや」となって、1週間続いていた5時間勉強が止まってしまった事があります。
文房具は常に、予備をストックしておくこと。
そして、必ず「予備の文房具置き場」を作り、そこに入れておく。

私の場合、画像のように、白いプラケースの3段目に、文房具各種の予備を必ず置いておくことにしています。

私の場合の文房具は
□4色ボールペン+シャープ一体型ペン及び、替え芯2本づつ
□黒塗り用マジック
□消しゴム(普通のMONO)
□早消し用消しゴム(かる~く消せる消しゴム)
□シャーペンの芯
□ホッチキスの芯
□鉛筆(消しゴム付き)*3本
□鉛筆毛吊り
□つづりひも
といった感じです。

集中法

ローソク法

私は電験三種の勉強を始めた当初、どうしても集中力が無くて一日に30分ほどしか勉強できませんでした。
なので、常に「どうやったら集中できるのか」を考えていました。

とあるサイトで集中力に関する記事を読んでいると、一つ気になる記事がありました。
それは、「ローソクによる集中力強化法」というものでした。

方法は簡単。
暗い部屋の中で、ローソクに炎を灯し、それを10分ほど眺めるのです。

クリスマスや誕生日パーティの際にケーキに灯した炎を、暗闇の中眺めている時のあの独特な感じ、わかりますよね?
なんとなく心が落ち着くというか、不思議な感じです。

どうやらローソクを眺めている際は普段とは別の脳波が出ているらしく、集中力を高めることができます。
私は実際、30分ほどしか集中できなかったのが、このローソク法を使うようになってから1時間は楽に集中できるようになったのです。
それ以降、耳栓や冷えピタなどを使うことで、3~4時間机に釘付けで勉強し続けることも可能になる程、集中力は強化されました。

この凄まじい集中力こそが、電験三種を合格の勝因といえるでしょう。

方法は簡単で、暗室にした部屋にローソクを灯し、30cm前に置いて眺める。
視線のやや下になるように置き、リラックスした体勢で行うのがベスト。
火災には十分注意して下さい。

さて、私はこの方法を続けてきたのですが、このローソク法を使っていると、過去のことや悩み事、普段は心の内に秘めていた事などが次から次へと溢れだしてきます。
心の葛藤が溢れだし、泣けてくることさえもあるほどでした。
ですがその葛藤は、ローソクを眺め色々と考えているうちに、なんというか自然に心が落ち着いて消えていきます。

私はこのローソク法を勉強の前に10分行いますが、終了間際に暗示をかけることにしています。

「私はこれから2時間、強力な集中力を持って電験三種の勉強をする。この暗示が解けるのは、2時間勉強した後だ」

この暗示で重要なのは、
・あなたがギリギリ達成できる勉強時間を指定する
・必ず、勉強後に暗示が解けるようにする
事です。

特に後者が重要ですので、必ず守って下さい。

耳栓

どんな試験でもそうですが、集中力を維持しながら勉強する事が重要です。
電験三種の場合、特に計算問題を解く際にかなりの集中力を要求されます。
私の場合、一日のうちで最も集中力が高くなる早朝に、計算問題を集中的に勉強することにしていました。

人間の集中力は鍛えていない人で30分、鍛えている人で1時間30分が限界だと言われているようです。

私の場合、モチベーションが高いときは1時間30分、低いときはやはり30分程度になってしまいます。

さてここでお勧めしたいのが「耳栓」です。
耳栓は外界の音を遮断するため、無駄な情報を頭に入れなくて済む。
この「無駄な情報を頭に入れない」といのは重要で、私が理解した問題を黒塗りして消すのも、これが理由です。
耳栓を付けると集中力が増し、30分程度は集中できる時間を伸ばすことができるでしょう。
また、冷えピタと併用することで、集中できる時間をかなり伸ばすことができ、3時間程は机に向かい続ける事もできるようになります。

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