やる気・モチベーションの維持

電験取得後にすべきこと

やる気・モチベーションの維持
へたれちゃん
へたれちゃん

電験三種受かったらモチベ下がっちゃったよ~

ラビ
ラビ

電験合格はあくまでスタートラインに立っただけだぞ

試験合格後にすべきいくつかのこと

資格取得に関して

続けるならばエネルギー管理士(電気)まではいくべき

当時の私の勉強時間管理表。
勉強のモチベーションが下がってしまった

私は2009年9月の電験試験に合格した訳ですが、その後がいけなかった・・・。
どこかの記事でも書きましたが、12月にエネルギー管理士の講習会があったのをすっかり忘れ、申込み期日を過ぎてエネルギー管理士取得のチャンスを逃してしまったのです。

私の「電験三種取得後の油断」はこれだけに留まらず、気がゆるんだせいでゲーム・マンガ三昧。

半年間、毎日5時間以上の勉強を続けてきた人とは思えないありさま。
勉強時間はみるみるうちに減り、一日30分を切り、ついには0に・・・。

この油断は、電験三種→ボイラー1級→冷凍3種→消防設備士と連続で取得できてしまった事による、緩慢もあったと思います。

私は一通りゲームやマンガにも飽き、ふと「・・・俺は何をやっているんだ?」と我に返ってしまいました。
気がつけば電験勉強前の夜型のだらだらした生活に逆戻り。

いかん。
これはいかん。

というのも、そもそも目指すべき資格のストックを使い切ってしまったのが、気のゆるみの原因でした。

勉強を続けていく勇気

人生を変えていくつもりがあるならば、電験取得後も勉強を続ける必要があると思います。
目指すべき物はなんでもいい。
資格だけでなく、絵を描いてもいいし、ホームページを作るのも良い。
せっかく人生を開花させる「朝勉」を修得できたのだから、その習慣を続けていくべきと思う。

私は我に返り、また朝方の生活に戻すよう努力しました。
今ではなんとか5時半起きには出来るようになりましたが、最盛期の4時起きはまだできません。
一度崩した生活リズムを戻すのは大変なので、例え電験三種を合格できたとしても、その生活スタイルを維持した方がよいでしょう。

エネルギー管理士

私の場合、電験三種は意外と簡単に取れてしまいました。

それはこのサイトで書いてあるように、基本的に理解を後回しにして覚えられる部分を丸暗記で覚えるという手法を取ったからですね。

最も点数を伸ばしやすい部分を伸ばし、理解が必要な部分を後回しにすることで合格レベルまで一気に上げるという荒業を使ったわけです。

が、この手法はエネルギー管理士の試験には通用しなかった・・・当然です、理解が足りてないのですから。

エネルギー管理士の試験も暗記のウェイトがかなり大きいのですが、はやり計算問題必須の部分も多く、電験三種で通用した手法だけではだめだったのですね。

なので私はエネルギー管理士取得のために電験三種の参考書を再び開いて、完全に理解するまで何度も解きました。

と同時に、電験二種の参考書も購入し、エネルギー管理士の問題に関連しそうな問題をピックアップして勉強を始めたんですね。えぇ大変でした。

電験二種

筆者は電験三種合格までにおよそ1000時間の勉強時間を費やしました。おかげで電験三種を取得できたわけですが、その後エネルギー管理士(電気)・第二種電気主任技術者の資格合格まで4000時間もの勉強時間を費やしました!

電験の勉強を初めてから5000時間の勉強の末、ついに電験二種に合格できたわけです。三種でおざなりにした部分を徹底的に復習し、理解し、完全に解けるまで何度も何度も繰り返しました。

筆者が合格したのは30代後半でしたが、その後電気主任として活躍できるようになったのも、この資格によるところが大きいです。電験二種は本当に強力な資格ですから、モチベーションがあるうちに合格まで頑張ってみるのもいいと思いますよ。

電気屋は勉強が必須

電気の業界というのは日進月歩であります。

この業界に骨をうずめる覚悟があるならば、日々の勉強は必須となりますね。
というの電気業界というのは「資格だけ持っていて実務ができない人は嫌われる」という業界だからです。

なので自分で電気関係の本を購入したり、上の目次にあるような認定電気工事従事者や電気関係のセミナーに参加するなど電気の技術者としての見識を広めていく必要があるでしょう。

電気の世界は職人の世界に似ている

私は電気の世界に入って15年あまりが経ちますが、電気の世界は職人の世界に似ているなぁと感じます。

はじめは電線の皮むきや部材運びを先輩の下について手伝いながら、蛍光灯の安定期交換や故障したコードリールの修理などの雑用をこなし、少しずつ電気の知識を学んでいく。

しばらくすると配電盤のブレーカー操作や絶縁不良の調査などの修理対応も学び、高圧盤の操作も行う。

電気主任になれば停電日には受電盤の操作をし・・・特高クラスになれば特高監視操作盤の操作、電力会社との調整、給電制御所とのやり取りなども生じてくる。

すし職人や板前さんのように、はじめは皿洗いから初めて、大根の皮むきを覚え、少しずつ料理の技術を親方の下で学んでいき、腕が認められればカウンターに立ちお客さんと向かい合って仕事をすることに。最終的には店を任され・・・というように、電気の世界も似ているなと思います。

実務ができない人間が資格を持っているからと言って大声をあげているようだと、すぐに嫌われて職場にいられなくなるでしょう。それゆえに、電気の世界に足を踏み入れた人は、日々努力を怠らず電気について学んでいく心構えが必要でしょうね。

現場では資格はただの飾り。もちろん必要なものですが、現場で見られるのはあなたの人間性及びその人の実力の有無です。資格を取得したからと言って慢心しては誰も見向きもしてくれなくなりますよ。

電気主任技術者同士の交流

電気主任技術者は一需要家に対して一人おけばよい、という風に決められています。それ故に一つの工場に一人しかおらず、他の方からの理解を得にくいという点がありますね。

そのため、電気主任技術者通しの横のつながりがとても貴重なものになります。過去に関わった電気主任との関係を保ったり、セミナーに参加して他の人からの経験を聞く機会を作るなど、自分から積極的に行動していく必要があります。

資格取得したら転職も考慮に

さて、あなたが第三種電気主任技術者の試験に合格したとします。
今の仕事でこの資格を生かせない・・・という状況にあった場合、あなたはどうしますか?
私は第三種電気主任の資格合格時にいた仕事では資格を生かせない状態だったので、迷わず転職を視野に入れました。

実際私は三種を生かして転職しましたが、ここでの問題点は「電気主任になれない仕事を選んだ」という点ですね。

電気屋として上で書いたような電線の皮むきや・・・という記事は実際私が歩んだルートで、この仕事で経験したことですが、残念なことに第三種電気主任の資格はあくまで「電気の知識があることを証明する」ための証明書でしかなかったんですね。

この会社は特高受電でしたので第二種電気主任技術者の資格が必要だったので、第三種電気主任の資格では電気主任にはなれなかったんです。なので私は必死に勉強し、第二種電気主任の資格を取得しました。

が、私はこの会社の正社員ではなく、あくまで下請けの社員であったために、この会社では電気主任になる道はなかった。なので私は、第二種電気主任の資格を生かして、別の会社に転職をしました。

その後も紆余曲折ありましたが、結果的に年収は2倍ほどになり個人的には転職をして大成功だったと思っています。

電気業界おすすめ資格ルート

さて、ここでは私なりに考えた電気業界で食っていくためのおすすめルートを書いておきます。
私がたどってきたルートでもあります。なので電気主任ルートですね。

・第二種電気工事士→第三種電気主任→第一種電気工事士→技術士補(電気電子)→エネルギー管理士(電気)→第二種電気主任

これ以降は技術士(電気電子)・第一種電気主任が控えていますが、もう私も歳なので第二種電気主任の試験合格までで終わりかな?

私なりによく頑張ったと思います。本当によく頑張った・・・はじめは四則演算も怪しかったのに。

コメント

タイトルとURLをコピーしました