やる気・モチベーションの維持

参考書を一度に沢山買うと・・・

やる気・モチベーションの維持

沢山の参考書に目移りしてはダメ

参考書のはしごは攻略に時間がかかりすぎる

さて、今年は電験三種を必ず合格するぞ!といきごんでいるあなた!
参考書のハシゴはしていませんよね?

電験三種を勉強し始めの頃というのは、どの参考書が良い参考書なのか見分けがつかづ色々と苦労すると思います。

ただ、参考書は、基本的に1種類に絞った方がよいです。

私は初め、「よくわかるシリーズ」を買い、次に「完全攻略」、最後に「これだけ」シリーズを買いました。
合計9冊の本を買ったわけです。
一冊2500円だとすると20000円弱の出費。
正直、これは痛いですよね。

電験三種の参考書は平均2000~4000円くらいはするので、迷っているならば「これだけ」シリーズの「電力」「機械」「法規」「理論」4本に絞りましょう。

これが「これだけシリーズ」です。電験三種の資格書籍は様々ありますし、私もいろいろな参考書を目にしてきましたが、これが一番単純で分かりやすかったですね。

以前は「完全攻略」という理論・電力・機械・法規の要点が一冊にまとめてある便利な書籍があったのですが、現在はリンクが切れてしまったのでなくなってしまったのかな?惜しいですね。

沢山の参考書があるとモチベーションが下がってしまう

私の書棚の一部。参考書は全て自炊してパソコンに突っ込みました。
当時はこんな感じで書棚にずらーっと電験書籍が並んでいました。
凄まじいプレッシャーですよね^^;;

私は電験三種の参考書をこれだけ揃えたのですが、本棚に並べた参考書の数々を見て、「こんなに勉強しないと受からないんだ・・・」とある種の拒絶反応を起こしました。そりゃそうですよね、攻略しなければならない参考書が10冊ほどずらーっと本棚に並んでいるのです。プレッシャーで押しつぶされそうでした。

勉強し始めは植物で言えば種から双葉の芽が出始めた頃。こんな時期に大量の栄養や水を与えたら枯れてしまいますよ。まさに私がこの状態で、参考書を購入した時点でメンタルが不安定になりました。

そして、しばらくは勉強に手が付きませんでした。
これ、モチベーションを著しく下げます。

このページのトップに参考書をpdf化したリストの画像がありますが、こんな感じで机の横の書棚にずらーっと参考書が並んでいたんです。「こりゃぁ無理だぁ・・・」ってモチベが下がっていったんですね。

参考書沼にはまった私は「あぁ、あの参考書もやらなきゃ、この参考書もやらなきゃ・・・」と妙な焦燥感に襲われ、気持ちばかり焦り、理解ができない苦しみを味わい、スランプ状態へと陥っていったわけです。このような状態ですから、半分うつ病のような感じになっていたと思いますね。

ゴールは細かく設定したほうがいい

これだけ理論 二種抜粋

軍隊が行軍する際、目的地を決めて進むと兵の疲弊は押さえられますが、目的地が定まっていない状態で行軍を続けると疲弊が凄まじいという話を聞いたことがあります。

人間、達成できるかどうか分からない目標を目の前にすると、それだけで精神的に疲弊し、モチベーションを著しく下げることになる。
なので私は、始めて電験三種に挑む人は、参考書はある程度絞ったほうがよい。

私のおすすめとしては、これだけシリーズ一本に絞り、これら4冊を攻略したら、別の参考書も買ってみてもよいでしょう(多分必要ないと思いますが)

とにかく、参考書はあれこれ手を出す物じゃない。
私が確信を持ってお勧めする、これだけシリーズ!これを買っておきましょう。

過去問集は多いほうがいい、が注意点も

参考書に限ってはモチベーションの低下を招くために、あまり沢山揃えないほうが良いという考え方を述べてきました。

が、過去問に関しては「多ければ多いほど良い」です。といっても限度がありますが。

注意点としては過去問は最新のは避けたほうが良いですね。
というのも、直近の 過去2、3年の問題は実際の試験に出にくい傾向があるのです。
2010年ならば、2008年版や2007年版といったように、古いものを買う事をお勧めします。

私の場合、過去問に関しては20年分も解きました。私も限られた時間の中でどれだけ濃厚な勉強ができるかを常に考えていましたので、直近3年を外した過去問を重点的に勉強しています。

年数で表すならば、4→5 → 6 → 7 → 8 → 9 → 10 → 11 → 12 → 13年前といった順番で過去問を解いていき、余裕ができたら直近の3 → 2 →1年前の過去問を解く。更に余裕ができたら14 → 15 → 16・・・と遥かに昔の過去問を解いたり、電験二種の問題やエネルギー管理士の問題を解くといった感じで攻めるとよいでしょう。

直近3年の過去問は公式サイトで十分

https://www.shiken.or.jp/answer/index.html

直近の過去問に関しては、「電気技術者試験センター」の「試験問題・解答」のページにpdfが掲載されています。

なので、直近の問題が解きたいならば、公式ページからダウンロードしてみればよいでしょう。

ただし、ほとんどの場合が問題と解答のみの掲載となり、その答えに至った経緯・解法までは掲載されていないので「どうしてこういう答えになったのだろう?」という状態になったときに困ってしまいますが。

これが嫌ならば参考書を買うのもよいです。ただし電験の過去問は割とお値段が高いので、懐事情に合わせて。

まとめ

電験を勉強される方というのは、多くの場合が仕事の合間をみての勉強になると思います。

私も会社の10分休憩中に参考書を見たり、仕事が終わった後数時間勉強をしたり、休日土日を活用して勉強したりと結構自分を追い込んで勉強をつづけました。

が、目標がなく継続するというのはなかなか大変なもので、参考書がたくさんあると目標が分散してしまいモチベーションが続かなくなってしまうものです。

なのでとりあえずは「これだけ」シリーズを電力・機械・法規・理論の4冊揃え、これと並行して過去問10年分をとりあえずチャレンジする、という方法が良いでしょう。

そして10年分の過去問が大体攻略出来たら、次はさらにさかのぼった10年分の過去問を解く。

20年分の過去問が攻略し終わったら、直近の問題を公式ホームページからダウンロードし、解く。

これで大体仕上がるので、ここまでやれば合格まで至れるでしょう。

筆者はこの方法で第二種電気主任技術者の試験に合格した

私は電験三種の試験に挑む際に「参考書沼」にはまってしまって時間をロスした痛い経験を活かし、電験二種に挑む際は
・参考書はこれだけシリーズのみ
・過去問20年分
・直近3年分は公式サイトでダウンロードし、あくまで参考程度にする

という手法で、見事第二種電気主任技術者の試験に合格しました。まぁ実際は色々と参考書を買ってみたりはしたんですが、内容を見て「あぁ、これだけシリーズだけに絞ったほうがいいな」と判断。最終的にこれだけシリーズと過去問に絞りました。

あなたもこの手法で最短ルートの合格を目指しましょう!

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