やる気・モチベーションの維持

勉強の方法を複数作る!

やる気・モチベーションの維持

勉強は飽きる!

継続するにもコツが必要。やみくもにやるのはNG

電験三種の勉強は、一年以上に渡る長く地道な努力を続けて行かざるを得ないものです。
世間では、「3ヶ月で受かった!」といった甘ぁ~いうたい文句でDVDや辞典のような参考書を高い値段で売りつけようとするサイトや業者が沢山います。
私も「電験三種」や「第三種電気主任技術者」でググってみたことがあるのですが、上位1ページ目に既にそういった情報商材で儲けようとするたくらみ見え見えのサイトが複数あってがっかりしたものです。

さて、本題に入ります。

この長い勉強期間でモチベーションを維持することはとても重要な事ですが、どんな人間でも同じ勉強を延々と続けていれば必ず飽きが来るものです。
私も以前は、ひたすら書く、ひたすら録音する、ひたすら聞くという、「一つの勉強方法に没頭する」というやり方で勉強してきました。
ですがこれは飽きます。
飽きたら、確実にモチベーションは下がります。

なので私はここで、「複数の勉強方法を持ち、それを短い期間で回す」事をお勧めします。

複数の勉強法

私の考えうる勉強方法としては、
(1)書き勉:まとめノートを書く
(2)解き勉:計算問題を解く
(3)読み勉:参考書やまとめノートを録音する
(4)消し勉:まとめノートを読み、分かった点を消していく
(5)聞き勉:録音データを聴く
といった事が考えられます。

書き勉

以前勉強していた内容・公式や要点をノートにまとめ、それを読み返しながら自分なりに理解を深めていくやりかたですね。私は要点をまとめつつ、語句に関連性を見出しながら、自分なりの語呂合わせを作っていきました。

当サイトに掲載しているのは、この書き勉の名残ですね。公開するのはちょっと恥ずかしいんですが、「こういうやりかたもあるよ」というのを知ってもらいたいために公開しています。

語呂合わせはご自分で考えられたほうが頭に入るような気もします。

なぜ書き勉を先に持ってきたかというと、人間は何かを始めるときにいきなり頭を使おうとすると「面倒くさい」という意識が働き、勉強が億劫になってしまうんですよね。なのでとりあえず「前回はこういう点を勉強していたな」っていうのを確認しつつ手を動かしていく、いわばエンジンの始動→アイドリング状態に脳の状態をもっていくということです。

勉強し始めはとっつきやすいことから始めることで、面倒臭さを断ち切りましょう。そして徐々にエンジンの回転を上げていきましょう。

私の場合、どうも文字を書いての理解が苦手だったために、上のように絵をかきながら勉強しました。図解するととても分かりやすいんですよね!
実をいうと電験二種に合格した秘訣もここにあって、二次試験の論説試験では文字を書くのが大変だったので、図解して説明するようにこころがけました。もちろん文字も書きましたが、採点員の目に留まったのは間違いなく「図解」だったでしょうね。

頭と体を使うのは(1)書き勉ですので、解き勉がある程度進み、脳が疲れてきたら、書き勉を行います。

解き勉

解き勉は頭が働き始めた段階で行うもので、理論全般や機械・電力の計算問題などにチャレンジしていきます。基本的に、頭を使うのは間違いなく(2)解き勉です。
なので、書き弁でまとめノートの作成などを行って温まった脳に、負担のかかる計算問題などの勉強をチャレンジさせましょう。

私の場合は早朝に起き、前日の晩に勉強していた内容を復習がてらノートにまとめ、エンジンがあったまってきたら計算問題をガンガン解いていきました。

読み勉

次に頭が疲れ切ってきたら(3)読み勉を行います。
参考書やまとめノートを読み上げるだけなので頭は疲れませんが、声帯が疲れるので限界があります。大体20~30分くらいかな?

「書く」という行動と「解く」という行動が脳の違う部分を使うように、「読む」という行動もまた、脳の違う部分を使うようです。なので書いて、解いてヘトヘトになっていても、参考書や法規の条文を読み上げることはできるんですね。

youtubeに投稿した法規読み上げの動画は、このサイクル中に行っていたものですね。まぁこれも読み間違いがたくさんあって、今聞くと聞けたものではないですが(笑)

こういう勉強法もあるんだよってことです。

消し勉

(4)の消し勉は、細かい時間を使うこと、即ち会社の休憩時間や昼休みを利用します。
頭はそれほど働かなくてもいいので、とにかく繰り返し読んで、分かった点を消していくだけです。

私の場合、参考書をスキャナーで取り込みA4用紙などに印刷し、それを参考書として使っていました。理解した部分はボールペンで横線を引いて消し、それをまた定期的に見直して今度は墨汁のような墨で完全に消します。

こうすると勉強するたびに参考書の部分が消えていくんですよ。そうすると「理解していない部分」を頻繁に目にする事になり、わからない部分の勉強サイクルが徐々に上がっていきます。

なので「自分がこの参考書をどのくらいまで把握したのか」がすぐに分かるんですよ。合格直前には、もう参考書を印刷した紙は真っ黒で、かつ数ページしか残っていませんでした。参考書を完全に頭に入れたんですね。

聞き勉

(5)の聞き勉は、ある程度頭が働く起床時・通勤・帰宅時・風呂内で、録音したデータを聴きます。

「読み勉」の際に読み上げたデータは必ずスマホやボイスレコーダー等で録音しておきましょう。その録音したデータを、繰り返し繰り返し聞くんですね。

この作業を行うことで、電験の内容についての習熟度が向上するのはもちろん、「自分の発声なっていないなぁ」とか「間違った読み方をしているな」といったことに気づいていくので、自然とスピーチ等が上手くなるメリットもあります。

私はこの「読み」と「聞き」の勉強のお陰で、文章の読み上げが非常にうまくなりました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ここでは私が電験二種合格5000時間に至るまでに続けた勉強法について説明しました。

実にこれだけの時間勉強を続けるというのは執念以外の何者でもなく、他人から見たら気が触れたとでも思われそうですね。
ですが「電験二種を試験合格で取得する」というのは、それほどの執念なくしては無理です。

電験二種合格までに至る勉強法ですから、電験三種にももちろん通用します。
ある意味

これらのサイクルを上手く回すことで、飽きが来ない勉強を続けていくことができます。
この勉強サイクル、必ず生活に組み込んで下さい。

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