電験二種の勉強法

エネ管(電気)と電験二種、かぶる問題

電験二種の勉強法

電験二種に至るためにはエネルギー管理士の勉強をするのが近道だよ~という記事を前に書きましたね。
エネ管の電気の問題は電験二種に直接結びつく問題がかなり多いのですが、中にはまるで関係の無い項目もあるので注意が必要。

エネルギー管理士の資格を電験二種までの通過点と位置づけるのならば、電験二種に不要な知識はそこそこの勉強でおさえておき、二種二次試験と問題がかぶる内容のものを重点的に勉強していくべきと言えるでしょう。

エネルギー管理士の参考書は過去問以外は電力応用しか買っていないので、とりあえず電力応用の項目のみなにがかぶっているか書いておきましょう。

[電力応用]
●電動機の種類と特性
電動機の種類と特性 ○(モーター類については精通する必要あり)
速度トルク特性 ◎(各種特性曲線は理解すること)

●動力と運動方程式
動力と仕事 ◎(電動機関連の計算は機械制御で頻出)

●電動機の始動と速度制御
直流電動機 ◎(直流機の問題は機械制御で頻出)
三相誘導電動機 ◎(誘導機の問題は機械制御で頻出)
同期電動機◎(同期機の問題は機械制御で頻出)

●天上クレーン
エネルギーと電気 △(希に二次試験で出る)
天井クレーンの所要動力 △(希に二次試験で出る)

●エレベーターとエスカレーター
エレベーターの動力 △(希に二次試験で出る)
巻き上げ機の動力
エスカレーターの動力

●ポンプと送風機
ポンプの動力 ○(電力管理 水力発電系の問題で役立つ)
送風機の動力

●電動力応用の省エネルギー
電動機の省エネルギー ◎(機械制御の各種モーターの問題で頻出)
電動機を含めた設備の省エネルギー ◎(機械制御の各種モーターの問題で頻出)

[電気加熱]
× 全般的にあまり役に立たない

[電気化学]
△ 一次試験機械で役立つ部分がある程度

[照明]
△ 希に二次試験で照明の問題がでるらしいけど、最近は出てない

[空気調和]
× 出ない

こうやって見ると電力応用関連の問題が頻出することが分かりますね。
そしてエネルギー管理士の問題で最も困難なのが、この電力応用の科目だったりします。
私がエネルギー管理士の試験に4回不合格になった原因も、奴です。

この項目は、今まで勉強してきた電気の知識と若干ずれているので、とっつきにくかったんですねぇ。
この点は重点的に勉強しておくべきでしょう。

その他の科目で言うと、
[電気の基礎]科目全般は電気系計算問題、自動制御関連含めてきわめて重要。
特に自動制御は三種時代のものと二種時代のものとではレベルに違いがありすぎるため、エネルギー管理士の電気の基礎科目の自動制御を解くことで、力を付けてください。

[電気設備および機械]の科目は、若干論説で役立つかな?優先度はそれほど高くない。

[エネルギー関連法規]は、まぁ、試験合格したら忘れちゃってもいいっしょ。

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