やる気・モチベーションの維持

やる気・モチベーションの維持

やる気・モチベーションの維持

合格を目指すために

やる気、根気、努力・・・。
電験三種のような難易度の高い資格に挑むにあたり、根気強く努力を続けていくことは必須と言わざるを得ません。
このサイトで紹介した各種の裏技・テクニックをもってしても、それだけで合格するなどということは、決してありえません。

裏技の類は、普段必死に勉強を重ねて、それでも試験が解けないどうしようもないときに、おまじない程度に頼るものです。本来は自分の実力で挑まなければならないものですね。

電気を学生時代から学び続けてきた人ならいざしらず、我々のような電気の初心者は、特に地道な努力を日々怠ることなく続けて行かざるを得ない訳です。

ここで問題となるのが、「やる気の維持」すなわち「モチベーション」といわれるものの確保についてです。
この項目は、「電験三種の勉強方法」の項目にまとめようと思ったのですが、案外記事が多いので別項目とします。
また、勉強方法の項目とかぶる内容があるかもしれませんが、ご了承下さい。

明確な目標は必要

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人間は目標なくただダラダラと努力を続けると、激しく疲労する習性があります。
軍隊の行軍時に目標なく歩かせる場合と、明確な目標を設定して歩かせた場合とでは、疲労感にうんでの差が出てきたといいます。

なのでここでは、モチベーションを維持するために明確な目標を設定することをお勧めします。当然、ゴール設定は電験三種の取得なのですが、おそらくそれだけだと電験三種合格できなかった場合の衝撃が大きく、努力を続けることが難しくなることも考えられます。

なので私はほかのページでも述べていますが、電験に関係のある第二種電気工事士・第一種電気工事士、2級ボイラー技士、1級ボイラー技士、冷凍機械責任者といった資格を並行して勉強されることをお勧めします。

それぞれの細かい資格をマイルストーンとして、資格取得計画を練っていくわけですね。電験の試験は毎年1回と決められていますが、毎年1年の資格だけだと正直ダレてしまうんですよ。なのでおよそ3か月ごとくらいに、別の資格の試験日が来るように調整するんです。

1月:危険物甲種 4月:2級ボイラー技士 8月:電験三種 11月:電気工事施工管理技士

といった具合にですね。それぞれの試験日および試験申込日を把握するのは大変ですが、スケジューリングをしていると「あぁ、俺は頑張って勉強しなければならないんだな」と心がソワソワしてくると思います。その心こそ「モチベーション」に他なりません。

雑資格の合格は自身になる

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電験三種と比べれば電気工事士やボイラー技士、消防設備士といった資格は相当に簡単な部類です。電験三種の勉強を完遂した人にとってこれらの資格を取得することは容易でしょう。

だからこそ、こういった簡単な資格を、時間を見つけて取得していくこと。簡単な資格に合格していけば、自然と「俺はやればできるじゃないか」と自信がついてくるんですね。

私の場合この手法にて1級ボイラー技士、消防設備士、技術士一次試験、一種電気工事士といった資格を1年もの間に取得でき、大変に自身がつきました。今までは頭が働かず人にばかにされがちな人生だったのですが、これらの各種資格を取得することで自信がつき、一気に電験三種合格まで突き進んだ形です。

また、試験の内容は違えども、試験の方式はどの資格も似たり寄ったりです(電気工事士の実技試験だけは別)

なので「試験慣れ」をするという意味でも、別の資格に手を出すのは悪くないと思いますよ。

メンタルケアは必須

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私の場合、前職を辞めたころは重度のうつ病状態に陥っていましたから、メンタル面ではかなり悪い状況だったと思います。ただ、危機的な状況下で始めた副業が割と上手くいっていたので、そういう面では心の支えになっていました。

たとえ仕事を失っても副業で生きていけるから、なんとかなるか、と。

しかし仕事で追い詰められ、電験三種を取得することを前提とした転職計画を練られているような状態だと、仮に電験三種が滑った際にダメージが計り知れません。こうなるとメンタル面で不安定になってしまうため、注意が必要となります。

このリスクヘッジをする上でも、うえで書いたように別の細かい資格を取得していくことで「電験がなくてもなんとか転職できるかな」と心の支えにはなるでしょう。

勉強時間を設定する

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モチベーションを維持していくうえで重要なことの一つに「勉強時間」の設定がありますね。自分自身の仕事や学業の状況を鑑みて、「毎日最低×時間は勉強する」という勉強死守ラインを設定します。

私の場合は3時間という最低勉強時間のラインを設定し、これを必ず守るようにしました。毎日3時間もの勉強時間を確保するのは働きながらでは相当に大変ではありましたが、習慣づければそれも可能でした。最後の方はもはや勉強していないとなにか違和感を感じるほどになっていました(笑

電験三種はご自身の学歴によりスタートラインが違います。中卒の学問レベルと大卒の学問レベルとでは差があるように、数学の基礎学力の差により合格レベルにまで達するのに必要な時間が大きく変わってきます。

私の場合は電験を勉強し始めたころは四則演算も怪しいレベルでしたので、1800時間ほどのトータル勉強時間が必要でした。

一般的な学力をお持ちならば1000~1500時間くらいのトータル勉強時間で大丈夫なのではないでしょうか。なのでとりあえず1000~1500時間という総合勉強時間を設定し、毎日の勉強時間を積算し「今は大体全体の何%くらいまで勉強しているな」というのを設定されると、おおよそのゴールが分かるのでお勧めです。

結論:ゴールが見えれば頑張れる

「電験三種合格」というゴールは、実際に合格できないと到達できないものではあります。

が、電験三種合格に至るまでのおおよその勉強時間は、上で示したように1000~1500時間です。これをおおよその合格基準ラインとして、ご自分が今どの地点にいるかが分かれば、頑張れるというものでしょう。

また、私が紹介した電気工事士やボイラー技士の資格も、マイルストーンとして活用できると思いますよ。

人間はゴール地点がおおよそ分かれば、頑張れるものです。

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